大正処女御伽話とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 大正処女御伽話の意味・解説 

大正処女御伽話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 01:46 UTC 版)

大正処女御伽話』(タイシャウヲトメ[注 1] おとぎばなし)は、桐丘さなによる日本の漫画作品。『ジャンプSQ.19』(集英社)Vol.18に読み切りとして掲載された後、『ジャンプスクエア』(集英社)にて2015年8月号から2017年10月号まで連載された。続編となる『昭和オトメ御伽話』(ショウワオトメおとぎばなし)は『少年ジャンプ+』(集英社)にて2018年8月21日より2020年5月12日まで連載された。最終話は25万閲覧、2300コメントを突破し、Twitterでもトレンド入りを果たした[1]スピンオフとなる『大正処女御伽話-厭世家ノ食卓-』(タイシャウヲトメおとぎばなし ペシミストノショクタク)が『少年ジャンプ+』(集英社)にて2021年7月23日より連載されていた。


注釈

  1. ^ 作品舞台の大正時代に使用されていた歴史的仮名遣を考慮してタイトルロゴなどのルビはこのように表記されている。発音は現代仮名遣いの「タイショウオトメ」と同じである。
  2. ^ 南瓜については志磨一族(珠子や仁太郎)も苦手としており、トマトに関しては珠代の行いが起因しており、珠子も苦手としている。
  3. ^ 作中では度々目つきが悪い。とも称されているが、夕月の故郷の村人からは男前と評されている。
  4. ^ 夕月の入浴姿や水浴びをしている綾の姿を「よく見えなかった。」と評するなどから。尤も両方とも不可抗力である。
  5. ^ 原作27話では大正10年としてある。
  6. ^ 稀に呼びかける時や心の中で呼び捨てにすることも。彼女への二人称は君。月彦の前では母様と呼んでいる。
  7. ^ 『大正処女御伽話』原作では一度もフルネームで名乗ることはなく、人物紹介でも名前のみだった。
  8. ^ 「8,000万から1億くらい」の注釈あり。
  9. ^ 実際のところは、叔父夫婦の借金を肩代わりすることになった両親を助けるため、夕月が自ら志磨家へ身売りにやって来ている。
  10. ^ 第1話から登場はしているが誕生日である大正10年(1921年)の大晦日を迎えるのが第2話であることから。
  11. ^ 志磨家による身辺調査により妊娠を知った珠代に母と胎児であった夕弥を人質に取られたため、珠代からの脅しに屈したとも言える。
  12. ^ 前述の珠代からの脅しに屈し、一時的とはいえ珠彦を裏切ったことによる罪悪感からか志磨家で珠央の世話係にされたところから故郷岩手へ向かう車内まで食事をろくに摂らず、自己嫌悪に陥ったこともある。
  13. ^ 例として、男性ものの下着と知らずに珠彦の股引を繕ったり、手作りのミルクキャラメルを食べさせようと自分の指ごと珠彦の口へ入れてしまったこと、アニメで被災の際に昏睡状態から醒めた際に大衆の面前で珠彦に自らの想いを告げ、キスをしたこと(原作では告白のみ)などが挙げられる。
  14. ^ 後に初恋だったから当初はわからなかったが、別荘に訪れた際に半纏を掛けてもらった時点で珠彦を好きになっていたと打ち明けている。
  15. ^ 髪は長く伸ばしている上に量も多く、三つ編みを解いて座ると全身がすっぽり覆われるほど。本人曰く「妖怪みたいでヘン」とのことで、何も知らない珠子には新種の生物だと勘違いされかけた。
  16. ^ 挙式時や昭和オトメではお団子のみ。
  17. ^ 癖毛は自ら珠彦に明かしたが、胸は過労で倒れ寝ている時に締め付けの苦しさから無意識にサラシを外そうとしたのを珠彦が助けたことで知られてしまう。
  18. ^ どちらも当時(大正11年1月)の流行歌。
  19. ^ a b 文部省唱歌。原曲は讃美歌のひとつ『いつくしみ深き』(原題: What A Friend We Have In Jesus)。作詞:杉谷代水/作曲:チャールズ・コンヴァース(教科統合中学唱歌 第二巻収録)。
  20. ^ 舶来物の下着を身につけて感想を求める、胸を触られることに抵抗がないなど。
  21. ^ 追放した父親の居場所として千葉の山奥に建てたのが、珠彦と夕月が暮らす別荘である。
  22. ^ 幼い珠彦にも虫への残酷な行為を見せたことがあるが、彼は動じなかった。
  23. ^ 作者である桐丘によると常世からうつされたものであるとしている。
  24. ^ その際にも憎悪からか珠彦を「お前」呼ばわりするなど見下しており、彼が志磨家を訪れた際にも本質的には考えは変えていなかった。
  25. ^ とはいえ、母性に飢えていたのか、同い年である夕月に膝枕で撫でてもらったり、寝巻きを着せてもらったり、食事を食べさせてもらっていた模様。また、夕月に対して全く興味がないわけではなく、彼女に関して、いい身体してる。まあまあ可愛いと評している。
  26. ^ 進行上、関東大震災前に編入することとなり、珠樹が被災したことにより珠義が入学試験を手配するくだりが出来ないためと考えられる。
  27. ^ 綾太郎の勇気ある行動によって間一髪のところで事なきを得ており、その一件から綾太郎へより一層の愛情を注ぐようになった。
  28. ^ 回想においてGreen sleevesを弾き語りしている。
  29. ^ 昭和9年9月に徴兵検査を受けた際は183センチメートル73キログラムと測定された(第39話)。
  30. ^ 実父からの手紙では15歳と間違われ、珠代が養子として引き取った際には両親からは13歳と伝えられていた。
  31. ^ 最も良い成績。「体格優良」「国民の精鋭」という評価で、現役兵として2年の兵役が課される。
  32. ^ 漢字表記は同じだが、振られているルビは「タイシウヲトメおとぎばなし」になっている。

出典



「大正処女御伽話」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「大正処女御伽話」の関連用語

大正処女御伽話のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



大正処女御伽話のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの大正処女御伽話 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS