夢乃屋一座
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 05:49 UTC 版)
宮崎美子 : 夢乃屋お駒 娘ながらに芝居小屋・夢乃屋一座を仕切る座長。周囲からは別嬪と評される (6, 24)。経営不振から座員が次々逃げ、乱心騒動を芝居にしたため、江戸所払いとなり中山道を旅する (1)。この芝居は各宿場で大当たりし (14)、演目に巡検使一行も追加した (8, 26)。権兵衛爺さんの紹介で、裏柳生を座員に加えるが、正体は知らず「軽業の演目が増えた」と喜ぶ (1)。母・お杉の身勝手 (1 - 2)、突然消える裏柳生 (2 - 3, 8, 15, 20)、盗賊に間違えられ捕縛 (6)、に遭っても楽天的に乗り越えていく。権兵衛爺さんと親しく、看病され (10)、不入りの理由を指摘され (14)、客を集める知恵を求め (20)、頼りにしているが、「助平爺 (8, 20)」「(権兵衛爺さんや裏柳生は) すぐいなくなる (3, 8, 18)」」と小言を言う。逃げた座員 (4, 6)、独りぼっちにされても (15)、戻ってくれば許す。望月宿で助けてくれた又平に恋し (12)、再会する度に抱きつく (22 - 23, 25 - 26)。京では茜たちが又平を隠してるんではないかと勘繰り出し、太郎兵衛・阿里助・重兵衛と共に「柳生巡検使 京洛の大團圓」を興行するが、客席にいる又平を見つけた途端に結婚宣言し、追いかけていく (26)。 島田洋七・島田洋八 (B&B) : 千平・万十 (1 - 4, 6, 8 - 10, 12, 14, 16, 22 - 23) 客の呼び込みと運搬以外には何もできず、女好き (3 - 4)、無芸大食 (1, 4)、頭が空っぽ (23)。盗賊と間違えられ一座が捕縛されたときは薄情にも見捨てて逃げ、陳から奇術で着物を剥ぎ褌だけの姿にされ、お灸を据えられる (6)。娘がいない宿場町には寄らず、勝手に娘のいる次の宿場町へ先乗りしてしまい (7)、何の連絡をしてこず、意味がないとお駒にぼやかれる (15)。又平を一座に入れるため、とうとうお駒にクビと言われてしまう (22)。 樹木希林 : お杉 (1 - 2) お駒の母親で、夢乃屋の元座長。愛称は「お嬢」。上がりを持ち逃げし夢乃屋を経営不振に陥らせ、舞い戻ったり出て行ったりの繰り返し (1 - 2)。一座の消滅危機も、原因は千平・万十の芸のなさと思い込んでいる (1)。気がついたら観客席にいる酔狂で、軽業担当の座員(裏柳生)が現れず、お駒が困っていると飛び入りで助けに入るが、つまらないため観客から座布団を投げまくられた (2)。 岩城力也 : 陳 (4, 6 - 7, 17, 21, 25) 片言の日本語を話す中国人奇術師。夢乃屋の将来に不安を抱き、お園・おいみ・お春ら踊り娘と辞めて、4人で一座を組んだものの客が入らず困り果てていたが、深谷宿へ旅してきたお駒と再会し、一座に戻る (4)。奇術の腕前は確かで (6, 21)、料理がうまい (21)。成瀬家の綾姫を匿い、役人に乱暴されるが、機転を利かせ隠し通してしまう (21)。 野川愛 : おいみ (4, 6 - 7, 16) 踊り娘。陳と共に夢乃屋へ戻る (4)。忍藩接待役に風呂場で柳生縫之介の背中を流すよう命令され、心ならずも茜を危機に追い込む (4)。尾張藩洗馬宿関所でお駒と踊りを代官へ披露する (16)。 片山由美子 : お園(4, 6 - 7) :踊り娘。陳と共に夢乃屋へ戻る (4)。 植村由美 : お春 (4, 6 - 7):踊り娘。陳と共に夢乃屋へ戻る (4)。 ※野川・片山・植村はクレジットタイトルに役名表記なし。
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