国家の最重要人物とその周辺
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「されど罪人は竜と踊る」の記事における「国家の最重要人物とその周辺」の解説
モルディーン・オージェス・ギュネイ 声 - 土師孝也 / 坂東尚樹 ツェベルン龍皇国枢機卿長他、数々の肩書きを持つ、国家最重要人物にしてガユスとギギナが最も嫌う男。落ち着いて理知的な雰囲気を持つ。一切の咒式を扱えず、戦闘力の類も皆無。しかしその内に渦巻く策謀は人知を逸している。国の為、前龍皇であった兄アスエリオを謀殺してから、一度も心から笑わなくなった。第十三階梯を超える凄腕咒式士を集めた精鋭「十二翼将」を従える。ガユスも無意識の内にそのカリスマに惹かれていて、モルディーンを「理解」することを忌避していた。国を愛し、人を愛する狂気の男。自分のために死んだ者の名、六千人以上の名前を全て覚えている。 ゼノビア・イルム・ジェスカ 声 - 小島幸子 / 谷育子 イルム選皇王、円卓評議会の一人。モルディーンの従妹であり、彼とは過去に色々あった模様。かなり高齢だが、高位咒式士であるため肉体の老化が遅く、生来の美貌を保っている。モルディーンの如き冷酷な策士だが、堅物な性格。二巻において、特殊部隊「竜の顎」を派遣し、レメディウス誘拐事件の取引現場を襲撃させた。イルム七騎士という部下がいたが、十二翼将との戦いで四騎士に減った模様。 ヘロデル 声 - 伊丸岡篤 / 千葉進歩 ガユスの大学院時代の友人で、モルディーンの一級咒式秘書官。戦争で許婚を失った過去がある。その復讐心からモルディーンを暗殺しようとするが逆に利用され、爆殺される。 レメディウス・レヴィ・ラズエル 声 - 杉田智和 / 杉山紀彰 咒式総合商社ラズエルの御曹司で、チェルス将棋に関しては最年少大陸王者となるほどの腕前。年齢はガユスよりも少し年上。 咒式結界を張りながら六つの咒式の並行展開が出来るなど、類稀な才能を持つ数法系咒式士でもある。モルディーンとも一度チェルスで勝負して見事に勝利している。あらゆる事柄をすべて記憶する天才。若くしてモルディーン枢機卿の十二翼将に直接誘われるほどの逸材だったが、唯一の肉親(後見人)である叔母カルプルニア(声 - 定岡小百合 / -)の意向とラズエルへの義務感のために断っている。その後は、ラズエルの兵器開発主任として魔杖剣「平和の担い手バロレック」などの開発に携わっていたようだ。魔杖剣に関していくつもの特許を取得しており、物腰も穏やかで正義感が強い好青年だった。ラズエルが砂漠の国の独裁者ドーチェッタに武器を売っていたために恨みを買い、反政府組織「曙光の戦線」に誘拐されてしまう。 ドーチェッタ 声 - 松本大 砂漠の国ウルムンの独裁者。 元は高位の数法系咒式士であり、民衆によって選挙で選ばれたがその後豹変して独裁者になった(モルディーン談)。軍の武力を背景に圧政を敷き、自らに逆らう者には容赦しない。国政に関しては彼なりに思うところがあるが、その政策は血も涙も無い等級社会であり、性格は冷酷非情で残忍なサディストなため自国の市民はおろか遠い外国の人間にさえ「最悪の独裁者」と呼ばれる。ウルムンの反政府組織「曙光の鉄槌」が起こした咒式爆弾アヴァ・ドーンを使用したテロのターゲットとなり、暗殺される。
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