曙光の鉄槌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 14:48 UTC 版)
「されど罪人は竜と踊る」の記事における「曙光の鉄槌」の解説
二巻に登場。前身は「曙光の戦線」 ズオ・ルー 声 - 石田彰 魔杖剣:名称不明(鈍色の魔杖剣) ウルムンの革命組織「曙光の鉄槌」の党首代理、緑の瞳と傷だらけの肉体を持つ老将。通称「砂礫の人喰い竜」、到達者級の咒力を持ち、異次元の生命体「禍つ式」を操る。ズオ・ルー本人も人体のアミノ酸を変性させて一度に大量の人間を皆殺しにするスイー・トリーの咒式を操り、かなりの戦闘能力を持つ。名前の由来はウルムンの伝説にある革命の竜、ズオ・ルーに因む。 正体はラズエル社に所属していた咒式博士レメディウス・レヴィ・ラズエル。「曙光の戦線」に拘束されるが、そこで自身が設計した魔杖剣「平穏の担い手バロレック」が民間人への虐殺に使われている場面を見てショックを受け、「曙光の戦線」に協力することを決意する。やがてその才能を生かし「曙光の戦線」を導くがある日軍に捕縛され、ウルムンの独裁者・ドーチェッタにより組織は崩され、自身もひどい拷問を受け、恋人のナリシアはレイプされて処女を失った。その後ナリシアと捕縛された仲間と一緒に荒れ果てた土地に放逐され仲間が次々と息絶える中、遂に限界を迎えるが、ナリシアと死別した際、彼女の遺志を継ぐため彼女の肉を食して生き延びた。 そのためか自らの魔杖剣に内なるナリシアと名づけている。一度見たもの、聞いたもの、その時の空気までも鮮明に記憶するという才能を持つが、そのために休みなく過去の悲劇の記憶に苛まれている。ドーチェッタ暗殺後もウルムンの為に戦い続けるが、クエロに暗殺される。 ナリシア 声 - 佐藤亜美菜/仙台エリ ウルムンの革命組織「曙光の戦線」にいた少女。同じく「曙光の戦線」に所属する戦士ナジク(声 - 駒田航)とナバロ(声 - 最上嗣生)という兄を持つ。その他の家族はウルムンの政府に虐殺された。 レメディウスとは恋仲であったが、ある日ウルムン政府にレメディウスと共に拉致され、ドーチェッタに拷問を受け、レメディウスの眼前で強姦される。その後放逐されたのち、飢えに苛まれるレメディウスに「私を食べて、このウルムンを救って」と言い残し、自害する。
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