和弓とは? わかりやすく解説

和弓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 14:40 UTC 版)

長弓」の記事における「和弓」の解説

日本では弥生時代より殺傷力高めるために長弓傾向があったが、古墳時代により長大となった原始和弓)。なお蝦夷和人とは異なり短弓用い、馬の普及後には騎乗射術発達させた。この優れた騎乗射術和人取り入れ武力鍛錬した。 平安時代には、和弓および、それを騎乗で扱う高い難度戦闘術(武芸)が生まれ武士の登場および家芸となった弓馬の道馬上弓術)と称する洗練された武芸操り流鏑馬などの騎射三物を今に伝えている。

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和弓

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長弓」の記事における「和弓」の解説

和弓に関しては、『平家物語』巻五の記述に、強弓場合五、六張りで鎧の2、3領を重ねて射通す説明されている。この五、六張り信憑性は別として、武士大鎧(弦走)の下に腹当重ね着していた事を考えれば、1領の厚さでは強弓の矢を防ぐ事が難しかったのは事実と見られる(距離については不明)。また、和弓の実験として、13 - 14メートルの距離から射た場合厚さ10ミリヒノキ3枚(計3センチ厚)を容易に貫通している事から、短距離から射た場合、盾3枚並べても安全ではない事がわかる(木製の持盾では防ぐのも難しい)。 盾の厚みの進歩からわかることとして、『延喜式』(10世紀前半)が成立した時代では、隼人盾厚さは1寸=3センチ記述されており、武士発生する以前の弓ではこの厚みで防げたと考えられる。これが戦国末期16世紀)の置き盾ともなると厚さが4.8センチ(1寸半超)ともなり、3センチ厚では武士の長弓防ぎきれなくなったことが(前述実験結果10ミリ厚板3枚貫通)厚みの変化からもわかる。 これらの事から、長弓の威力十数メートル程度の距離からであれば火縄銃に劣るものではなかった。『保元物語』において、源義家伝説として語られている事に、「金能(かねよ)き(良き堅固な鉄札)鎧を木の枝に3両かけて6重(3両の腹背面の合計)を射通したいければ、神の変化(神が人化した姿)とぞ申しける」と聞かせた上で、「4、5両も重ねてなければ、(源氏強弓の者に対しては)生き残れない」と報告している記述がある(但し、落馬した際の重量考えればリスクが高い)。鉄札文中、「金良き」とある為、鉄製)の厚さ一枚1mmとして6mm厚の鉄板を射抜いた文献では述べており、前述厚さミリ鉄製フライパン貫通例を考えれば誇張信憑性が低い)とは必ずしも言えない

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