和弓の弦とは? わかりやすく解説

和弓の弦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/05 23:48 UTC 版)

弦 (弓)」の記事における「和弓の弦」の解説

この項目に含まれる文字「煉」は、オペレーティングシステムブラウザなどの環境により表示異なります弓道用いられている和弓の弦は、すべて「S字巻き」である。弦を選ぶときは、弓の強さに応じて太さ決める。麻弦の太さ重さ表現し単位は匁を使う。化学繊維の弦の太さ規格線密度によってn号と表現される。丈夫で安価な化学繊維のものも普及しているが、現在でも高段者を中心に麻弦を愛用する人も多い。その理由としては、弦音(つるね)が技術良否判断材料となる、化学繊維は丈夫過ぎて弓に負担がかかり(特に竹弓の)破損原因となる、化学繊維よりも伸び少ない、等がある。 昔の戦場用の弓は漆塗りで、弦にも漆を塗って雨天対策としていた。 弦輪(つるわ) 弦の両端の、弓弭(弓の上下端)に掛ける輪の部分。弓に合わせて自分長さ、輪の大きさ調整する上側を日の輪、下側月の輪という。日の輪は陽であり赤い布、月の輪は陰であり白い紙巻いてある事が多い。しかし伸用の弦の月の輪の色は紫(紺色)をしている。弔事故人追悼射会や、まれに葬儀における鳴弦の儀など)の際には日の輪に黒い布を巻く。また、弦輪結び目部分三ツ頭みつがしら)という。左右非対称なので、表裏前後)がある。これを間違えると結び目が緩む。弓を張る場合は、まず日の輪を末弭(上弭)に掛け、弓をたわませて月の輪本弭(下弭)に掛ける中仕掛(なかじかけ) 矢の筈をはめる部分は、補強太さ調節兼ねて切れた弦をほぐした繊維巻き付けておく。ここを中仕掛という。ときどき中仕掛作らない人がいるが、これは弦の寿命短くなるのであまり感心されない。中仕掛より上を上弦(うわづる)、下を下弦(したづる)と呼ぶ。 薬煉(くすね) 補強のために弦に塗る、松脂を油で煮て練ったもの。麻弦のときは特に、使用前使用後麻薬煉(まぐすね=薬煉を塗る道具)でこすって薬煉を弦によく染みこませておかないと弦の寿命が縮む。 かつては薬煉滑り止めとして手に塗る(「鍋に油を引く」等の意味の「ひく」)のにも使われており、そこから十分に準備して待ち構えることを「手薬煉てぐすね)をひく」というようになった。 ・弓神 ・飛天ヤマト ・光 ・ひのくに翔美 ・正弦快翔流星 ・昴 ・金龍弦 ・飛翔天弓天弓翠 ・響 ・響R ・響2005千本弦 ・朱雀稲妻 ・かえる弦 ・あすか ・昇龍 ・吟龍 ・翡翠紅 ・嵐弦音直心 ・兜 ・ ・つばさ ・回天鎮西プラスアルファ宝城春風雲仙富士駿河 ・戎 ・的印 ・筑紫次郎 ・光月 ・谷口 生産中止の弦 ・龍鳴

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