弦輪(つるわ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/10/05 23:48 UTC 版)
弦の両端の、弓弭(弓の上下端)に掛ける輪の部分。弓に合わせて自分で長さ、輪の大きさを調整する。上側を日の輪、下側を月の輪という。日の輪は陽であり赤い布、月の輪は陰であり白い紙を巻いてある事が多い。しかし伸用の弦の月の輪の色は紫(紺色)をしている。弔事(故人の追悼射会や、まれに葬儀における鳴弦の儀など)の際には日の輪に黒い布を巻く。また、弦輪の結び目の部分を三ツ頭(みつがしら)という。左右が非対称なので、表裏(前後)がある。これを間違えると結び目が緩む。弓を張る場合は、まず日の輪を末弭(上弭)に掛け、弓をたわませて月の輪を本弭(下弭)に掛ける。
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