和式電車「なのはな」
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「国鉄165系電車」の記事における「和式電車「なのはな」」の解説
和式電車「なのはな」 前面強化改造後の「なのはな」 詳細は「なのはな (鉄道車両)」を参照 1985年に千葉鉄道管理局では和式車両を導入することになり、幕張電車区(現・幕張車両センター)に所属していた波動用6両を大井工場(現・東京総合車両センター)で改造施工した。 他局では客車を種車とすることが多かったが、運転上ならびに保守上の観点から電車が採用された。 千葉県の県花から「なのはな」が愛称に設定された。 改造内容 客用扉を1か所塞ぎ片側1扉とした。 各車両側面と前面貫通扉に愛称表示器を設置。 塗装は菜の花の色である黄色を基調とし、車体両端には青緑色で房総半島を図案化、車体裾部にはエメラルドグリーンのラインで黒潮を表現。 側窓はユニット窓の上窓を隙間風ならびに防音対策の観点から固定化。 カーテンはすべて撤去。雪見障子を取り付けて遮光と和風のイメージを強調。 車内は浮床構造の畳敷きとしたが、モハ164形は800番台のため低屋根部分も同構造を採用した場合居住性等の悪化が想定されたため、仕切を設け洋間風サロン室として独立。 1998年9月のさよなら運転で房総半島を一周したのを最後に廃車となった。その後、クロ165-1が千葉県内で保存された。 ← 新宿 千葉 → 号車番号1 2 3 4 5 6 車両番号クロ165-1モロ164-801クモロ165-1クロ165-2モロ164-802クモロ165-2旧番号クハ165-199 モハ164-857 クモハ165-134 クハ165-193 モハ164-851 クモハ165-128 定員40 36 36 40 36 36 愛称すみれ あやめ きんせんか すいせん あじさい ゆり 車内数寄屋風 新和風 民芸風 数寄屋風 新和風 民芸風
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