同期のメンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 03:19 UTC 版)
綾瀬 タカシらの代のZEROS総長。パンチパーマで眉なしのコワモテ。 中学2年の時からZEROSに参加するなど、タカシらの中でリーダー的な存在であった。後に1000人を仕切る総長を受け継ぎ、以後、極楽・紅皇帝との抗争、連盟合同の大集会など様々な修羅場にあって一貫して指導的立場を演じ続け、ZEROSの頭に相応しい人物に成長していく。タカシのことは当初見下していたが、交通機動隊への出頭後に見直し、成長著しい彼を次第に信頼できる幹部として認めるようになる。貫禄が出た後も武闘的性格は変わったわけではなく、ZEROSのカンバンを守るためならば抗争も辞さない。また、基本的に自分でバイクは運転せず、集会のときは木刀を持って誰かの後ろに乗っている。高校を三日で中退し、ZEROSの総長をやりながら父親の経営する運送屋「綾瀬商会」で働くが、1982年ごろに暴力団に加入したために集会にあまり顔を出さなくなった。ヤクザになった後は全身に刺青を入れる。 小宮光彦 / ミッツ タカシの親友。愛車はゲラコから譲り受けたHawk II。小宮進也は実兄。 タカシが転入した笠原二中でマニヨンと共に最初にタカシに話しかけ、ZEROSに入るきっかけを作った。ZEROSに入った直後は同じ中学出身のタカシ、マニヨンと行動を共にしていた。ZEROSに参加する際も暴走行為には重きをおいておらず、兄や友人などの周囲に流されてチームに入った節があった。暴走族への熱意を持たぬまま親友のマニヨンを失い、その後シンナーを常用するようになった結果、タカシに愛想を尽かされる。その後は暴走族とも距離を置いたようで、日焼けして髪も伸ばしたサーファー風の風貌になった。 明川和也 / カズヤ タカシらの代の幹部の一人。姉の明川冴子は桑原の彼女のため、特別扱いされている。金髪の長髪で男前。愛車は500SSマッハ III。 性格はいたってクールで一匹狼的な気質。バイクが好きで運転も上手く、ZEROSのケツ持ちを任されている。極楽との抗争の際にはチームの面子に価値観を見出さない発言をしており、他のメンバーとは違い暴走と抗争に一線を引いていた。もっとも、写真撮影の時にはカメラマンの上辺だけの友好的な態度に腹を立てて彼を蹴り飛ばしたり、抗争の時には火炎瓶を投げつけるなど、狂気も共存している。 マコ 小柄で大きなアフロヘアーが特徴。当初は暴走前にマコの家に綾瀬も含めたメンバーで集まるなど、タカシたちの代の中心の一人としての描写も多かった。バイクを持っていないためケツ乗りが中心。 新美康一 マニヨンと同じ高校に通っており、その縁でZEROSに参加(高校はその後中退し、就職していた模様)。同性愛者のようで、カズヤやマニヨンに色目をつかって気味悪がられていた。1981年9月24日の朝、マニヨンと共にバイク運転中に大型車にはねられ死亡。16歳没。 宮本真司 / シンジ ZEROS横浜支部の男。支部で唯一の活動メンバーであり、本部に合流した際も幹部待遇。金髪を逆立てている。愛車はKH250。 人当たりが良く走りもそこそこ。ケンカの際はブルース・リーの真似をする。マニヨンを失い、ミッツとの関係も希薄化していく中で、ボンドとともにタカシの相棒としての描写が多くなっていった。ヤクザの事務所に拉致されても仲間を売らない根性を持つ。バンド活動に熱中。ジーン・シモンズにヒントを得た火を吹くパフォーマンスを得意とする(アイディアを出したのはボンド)。 桜井忠 初期は「櫻井」とも表記。タカシらの代のZEROSの幹部。長い睫毛が特徴的な整った顔立ち。 大井方面のグループの中心人物。現役幹部の中でもかなり活動的なメンバー。 大きな邸宅に住むなど、家庭は裕福。祖母は不良や暴走族なども理解が深い人物。 磯貝 タカシらの代のZEROSの幹部で、桜井の相棒的存在。ボサボサ頭の荒くれ者風。 桜井とともに大井方面の取りまとめを担当。性格は好戦的でガサツ。集会では桜井のケツに乗っている。
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