勉強家・努力家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:19 UTC 版)
香取慎吾は「とにかくつよぽんは勉強家」と述べており、そのことについて「とことんハマる」と言い表している。また、香取は俳優としての草彅について、本当に大好きと発言している一連でも「真面目すぎるくらい真面目に作品に取り組むところも尊敬してるし」と語っている。 1930年代の映画の完全カバー作で2008年に公開された映画『山のあなた 徳市の恋』の監督石井克人は、盲目の按摩・徳市役を主演した草彅について、徳市そのものと形容している。石井によると草彅は役作りを相当しており、実際に按摩からマッサージの仕方を修得していて、オリジナル版を超えた正確なものにした。また、石井は撮影現場の草彅を「入り込んでいて、すごかったです」と発言しており、そのさまに言及して、そんな役者は他にいないことを述べている。なお、役に集中して入り込む草彅の俳優としての稀有な才能に注目していた石井 は、この役は最初から草彅以外には考えられなかったという。 渡辺えりは草彅を「天才的な努力家」と評価している。草彅主演舞台『瞼の母』は、草彅を高く評価しているプロデューサーの意向で、渡辺が古典戯曲『瞼の母』を長谷川伸の原作に忠実に台詞を一切書き直さず、今では全く使わなくなってしまった言葉も、あえてそのまま残し、かつ、全場上演 としての演出を行った。渡辺はコラムに「主演の草彅剛さんは[中略]超ハードなスケジュールであった。しかし、台詞を覚える、所作を覚える、立ち回りを覚える、そして肝心の演技の追求。普通だったら投げ出してしまうほどの内容を、よく最後まであきらめずに命がけで頑張ったと思う」と綴っている。なお、そのコラムによると、渡辺は初日が開いて、とても良い出来だったのを目の当たりにしたあと、プロデューサーと抱き合って泣いてしまった。 草彅について本作の共演者・大竹しのぶは「ひとりで練習していてすごかった」と明かしており、「耳にこびりついたくらい。すごいと思った」と述べている。また、渡辺は「ひたすら努力する人なんです」「稽古の休憩時間に、ひとり廊下で踊りの練習をしていた姿も忘れられません。きっと番組の収録か何かのためでしょう。そして次の休憩には立ち回りの稽古。結局、まったく休んでいないんです。やっぱり物事は努力しなければいけないなと。剛君を見て、自分も頑張ろうと励まされました」と語っている。 草彅主演舞台『burst!〜危険なふたり』(膨大な台詞量で出ずっぱりの役を主演)の作・演出を務めた三谷幸喜によると、本作の幕が開く前、草彅はかなり早いうちから台本のすべての台詞を覚えており(稽古の初日前には既に台本のあたまから終わりまで読み込んでいた)、その状態でいて、毎日、台本のすべての台詞と向き合っていた。三谷はそのことに驚いた胸のうちを明かしており、「こんな役者さんは初めてだ」とコラムに書いている。なお、そのコラムには稽古中の草彅について、役の気持ちになりきっての体現のことも綴っており、これにも驚くことを記している。また、三谷は本作の幕が開いてからも「稽古の時から常に全力投球の草彅さん」と、作品への取り組み方に言及している。
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