前作からの変更点・追加要素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 15:08 UTC 版)
「F-ZERO X」の記事における「前作からの変更点・追加要素」の解説
操作における追加点は、重心移動やスライドターン、ドリフトターン、サイドアタック、スピンアタックが追加された。空中を飛んでいる際は機体角度を変えることで、滑空時間や速度を上げる事ができるようになった。ブーストはエネルギー(機体の耐久力)消費タイプに代わり、機体のエネルギーを犠牲にしてブーストを使用できるようになった。 登場するキャラクターにも大きな変化があり、前作では主要4台とモブカーの構成であったが、今作では登場マシンが30台になり、モブカーは削除された。また、マシン30台全てに名前とパイロットが設定されている。これにより各パイロットの関連性やキャラクター性が伺え、ゲームに深みを与えた。 機体の重量や、アルファベット評価で3項目(ボディ:ダメージ低減補正、ブースト:ブースト使用時の上昇力、グリップ:急カーブでの安定性(滑りにくさ))で区分けされた性能により、機体自体の耐久力や耐衝撃性能。速度性能、操作性能で個性がさらに大きく出ている。また、レース開始前に加速、最高速設定の比重を調整する事もできる。加速設定にするほど、スピードの上昇が早まりダートゾーンで減速しにくくドリフトターンがしやすくなるが、ブースト・グリップが少し下がり高い最高速度の維持がしにくくなる。逆に最高速設定にするほど、時間単位での速度上昇率が低くなり設定比率が大きくなるほどドリフトターンがしにくくなるが、最高速度の限界上昇の他ブースト・グリップが少し上昇し最高速度の減衰が低くなる。 敵マシンのAIも大幅に進化し単なる障害物ではなく、それぞれが優勝を目指して走るという極めて競技性の高いものに仕上がっている。また、ストーリーにおけるパイロット同士の関係がある程度ゲームに取り入れられ、互いを守るように併走する(ジョディ・サマーとジョン・タナカ、ロジャ・バスターとドラク等)、互いにスピンアタックやサイドアタックで潰しあう(キャプテン・ファルコンとサムライ・ゴロー等)、一方的に攻撃を加える(ビーストマン→バイオレックス等)など、完成度の高いものになっている。 前作ではパワーゲージが0になった状態でさらにパワーゲージが減るようなことが起こると即リタイアだったが、本作ではリタイア確定までにタイムラグがある。そのため、完全にマシンが破損してリタイア宣言がされる前にゴールした場合、ゴールしたとみなされる。コースアウトによるリタイアも同様でキャラクターの悲鳴が入る前にゴールした場合、その後コースアウトで爆発してもゴール扱いになる。 前述の通り、自分以外の全マシンを破壊するまでの時間を競う"DEATH RACE"がゲームモードに追加された。また、"PRACTICE"で登場する全てのコースで練習ができるようになったり、最高4人までの対戦が可能になったのも本作からである。
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