前作からの反省・変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 06:04 UTC 版)
「デモンゲイズ2」の記事における「前作からの反省・変更点」の解説
エクスペリエンスのプロデューサーである千頭元が前作のトロフィーのデータを調べた結果、ゲームを途中でやめたプレイヤーの数が同社の予想を上回っていたことが判明した。このうち、グリモダール城の入口のところで投げ出したプレイヤーの数は全体の半数近くであり、その次に投げ出したプレイヤーの数が多かったのはイーシルミラージュとの戦闘であった。イーシルミラージュとの戦闘はゲーム終盤のイベントで、開発側がプレイ上の壁として設定したところであり、千頭は双方のスタッフも全員難なくクリアできたということは、ダンジョンRPG慣れしたスタッフばかりだったことからこのようなことが起きたのではないかと推測している。以上のこともあり、『デモンゲイズ2』の開発を始めるにあたり、「より多くの人にクリアしてもらえる内容にする」という目標がたてられた。また、ユーザーから「デモンと冒険したい」という意見も多かったため、デモンの立ち位置が召喚獣からパーティーメンバーに変更された。これに伴い、前作にあったNPCのパーティーメンバーが廃止され、キャラクターメイキングも主人公に限定された。前作では『ウィザードリィ』などの古典的なダンジョンRPGのシステムを基にしていたため、プレイヤーがダンジョンと竜姫亭を行き来するだけになっていた反省から、本作では人口のある城下町が舞台になり、「革命」をテーマとしたストーリーが展開された。また、『円卓の生徒』および『剣の街の異邦人』との世界観のつながりも強化されたほか、途中で『デモンゲイズ』を3部作構成にする構想が立ち上がったことから、これらを意識した演出もでてくるようになった。前作では、竜姫亭から1歩でも外に出ると管理人・フランが家賃を請求してくることに対してユーザーから否定的な意見が相次いだため、今作ではそのような事態が発生しないように工夫が施された。
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