初期のREOの生産とは? わかりやすく解説

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初期のREOの生産

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/31 07:43 UTC 版)

レオ・モーター・カー・カンパニー」の記事における「初期のREOの生産」の解説

レオ(REO)が自動車生産していたのは1905年から1936年。その中には有名なREOスピードワゴン英語版)(アール・イー・オー・スピードワゴン)がある。これはピックアップ・トラック祖先にあたる。 1907年レオは3,967台を販売し米国自動車販売第3位位置し、その売上400万米ドル記録し四大自動車製造会社一角占めていた。(販売台数1位はフォード14,887台、2位ビュイック4,641台で、前年1906年キャディラックランブラー順位下げた1904年オールズ抜けたオールズモビルはカーブドダッシュのおかげで1903年から1905年まで1位だった。) オールズデザインする自動車進歩していたにもかかわらず1908年以降レオシェア減り続ける。1910年代フォードウィリスオーバーランドGM寡占化、さらに1920年代にはフォードGM人気得て2大会社となっていったことがその理由一つだった。(GM現在のGM前身にあたる企業として1908年買収したビュイックベース結成され、すぐにオールズモビルキャディラックオークランド(ポンティアック)をも吸収している。) 1910年レオ新たにトラック製造部門設けると同時にカナダオンタリオ州セント・キャサリンズ自動車工場建設する1915年オールズ信頼置いていたリチャード・H・スコットゼネラル・マネージャー職を譲り、さらに8年後、社長職も放棄し名誉職である取締役会長のみとなったレオ有名なエピソードとしては、1912年カナダ横断あげられる。ノバ・スコッティア州ハリファックスからブリティッシュコロンビア州バンクーバーまでの4,176マイルレオスペシャル・ツーリングカーで、メカニックドライバーフォンス・V・(ジャック)・ヘイニージャーナリストトマス・W・ウィルビーが初のカナダ横断遂げたことである。(オールズ1903年アメリカ初の横断ではスタートで遅れをとってしまっていた。) 1915年から1925年までは、スコット指揮下、レオ収益黒字維持していた。しかし、1925年になると、スコット野心的な拡張計画する。それは、より競争力ある会社となるため、他メーカーとは異な価格帯自動車販売するというものだった。この計画失敗し、さらに大恐慌追い討ちをかけた。1930年代から1940年代にかけて、それまで増加一方だった米国自動車生産台数減少転じ1933年が最も減少したとなった幅広い車種構成維持していたGMクライスラー打撃すくなかったが、フォードでさえも以前生産半分となっていた。1933年には不況ピークとなり、減った市場の9割をビッグ3確保してしまい、その他の会社残りの1割を取り合うこととなった引退していたオールズ1933年復帰しレオ経営乗り出す。しかし1934年には辞任してしまった。1936年レオ乗用車生産から撤退しトラック集中することとなった

※この「初期のREOの生産」の解説は、「レオ・モーター・カー・カンパニー」の解説の一部です。
「初期のREOの生産」を含む「レオ・モーター・カー・カンパニー」の記事については、「レオ・モーター・カー・カンパニー」の概要を参照ください。

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