分類学的位置づけ
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詳細は「トウガラシ属」を参照 トウガラシ属には数十種が属するが、そのうち栽培種は次の5種である。 C. annuum(トウガラシ) C. baccatum(アヒ・アマリージョなど) C. chinense(カプシクム・キネンセ。ハバネロ、ブート・ジョロキアなど) C. frutescens(キダチトウガラシ) C. pubescens(ロコト) 日本で栽培されているのは主にトウガラシだが、沖縄や伊豆諸島ではキダチトウガラシの品種の島唐辛子が栽培されている。
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分類学的位置づけ
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日本の菌学界に初めて紹介された時点では、樹上生であるとともに発光性を有することから、Pleurotus olearius DC(=Omphalotus olearius:後述)と同定されたが、これは誤りであった。やや時代が下がって、この誤りがただされ、柄がかさの一端に側生することから、古典的な定義による Pleurotus 属(ヒラタケ・ムキタケ・スギヒラタケ・ワサビタケ・シジミタケ・チャヒラタケなど、短い柄がかさの一端に生じるか、あるいはほぼ無柄で、かさの一端で朽ち木などの基質に直接に付着して生育する)に置かれ、Pleurotus noctilucens Inoko の学名が提唱された。しかし P. noctilucens の名は、その時点ですでに別種の発光きのこ(フィリピン産:現在では、Nothopanus noctilucens (Lév.) Sing. の学名が用いられている)に与えられていたために無効とされた。その後、日本産の新鮮な生標本に基づいてさらに詳しく検討されるとともに、やはり新種であると判断されて Pleurotus japonicus の学名が与えられた。のち、柄に不明瞭なつばを備えることをおもな理由として、古典的定義による Armillaria 属(マツタケ やヌメリツバタケなどを含む)に移されたが、胞子がほぼ球状をなすことや、ひだの組織の実質が類整型(Subegular:菌糸がほぼ平行に並んで配列し、互いに著しくもつれ合うことはない)の構造を有すること、あるいは子実下層がよく発達することなどを重視し、Pleurotus や Armillaria からは独立させられ、新属 Lampteromyces が設立されるとともに L. japonicus の組み合わせが提唱された。 子実体が含有する成分の共通性によって、Lampteromyces 属を Omphalotus 属に包含する意見が出され、O. japonicus の組み合わせ名が提案されたが、この処置はさらに分子系統学的解析の結果によって支持されることとなった。属内においては、タイプ種である O. olearius (DC) Sing. にもっとも近縁であると考えられている。 いっぽうで、Omphalotus 属の所属種として扱われてきた他の菌の標本との比較検討が行われた結果、日本産の標本(標本の産地や採集年月日については記述されていない)をもとにすでに新種記載がなされていた Agaricus guepiniformis Berk. と同一種であることが明らかになり、国際藻類・菌類・植物命名規約上で先取権のある種形容名を生かして O. guepiniformis (Berk.) Neda の組み合わせが提唱された。しかしながら、L. japonicus の学名が、特に日本においては中毒を防ぐための実用的見地から広く普及していたことに鑑み、この名を組み替えた O. japonicus を命名規約上での保留名として扱い、O. guepiniformis(および、同じく異名である Pleurotus harmandii)の名に置き換えることが提案された。この提案は命名法部会菌類委員会 (Nomenclature Committee for Fungi) によって審議され、正式に認められるにいたった。 科レベルの位置づけとしては、長らく Tricholomataceae(キシメジ科)に置かれていたが、のちに、子実体が含有する成分の共通性などを根拠に、Omphalotus 属などとともに Paxillaceae ヒダハタケ科に所属させる見解が示された。また、分子系統学的解析の結果に基づき、独立した Omphalotaceae ツキヨタケ科を設立する意見もあったが、2015年5月の時点では Marasmiaceae ホウライタケ科に所属させる見解が一般的なものとなっている。
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