出走取消、競走除外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:09 UTC 版)
出馬投票後、発走以前に疾病などにより、競走に出られなくなる状況はありえる。出走を取りやめる場合には出走取消または競走除外が行われる。日本では出走取消、競走除外ともに獣医師の診断による疾病などのやむを得ない場合に限られる。 この2つの区別はどの段階までに出走を取りやめたかによって判断されるが、中央競馬と地方競馬では判断基準が異なる。中央競馬の場合には装鞍所に来るまでに出走を取りやめる場合は出走取消と呼び、装鞍所に到着後、出走を取りやめる場合は競走除外と呼ばれる。逆に地方競馬の場合、馬券発売開始時間(前日発売の有無や主催者によって異なるが基本的には当日午前10時)までに出走を取りやめる場合を出走取消と呼び、馬券発売開始時間後に出走を取りやめる場合は競走除外と呼ぶ。 なお、JRAでは2000年1月の「日本中央競馬会施行規定第105条・競走除外に関する規定」の一部改正で、一度パドックに出場した出走予定馬が本馬場に入場する前に疾病し、出走取消となった場合は「発走除外」の扱いとしていたが、それを一律「競走除外」と表現している。
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出走取消・競走除外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 09:46 UTC 版)
日本の競馬では出馬投票後の出走取消は疾病などによるやむを得ない場合に限られている。外国の競馬では当日の馬場状況によって出馬投票後に出走を取り消すことは多々ある。 出馬投票(出走馬確定)後、枠順が確定する前に出走を取り消す場合には、枠順抽選からはずされ、その後の出馬表には掲載されず「枠順確定前出走取り消し」として扱われる。枠順確定後の取り消し、並びに競走除外(装鞍所到着後、パドック周回時を含め競走の発走前の負傷による出走辞退)の場合はそのまま出馬表に掲載される。 また勝馬投票券の扱いについては、当該の競走の馬券発売後の取り消し(除外)があった場合に、取り消し(除外)当該馬に関連する全ての投票券がレース確定後払い戻される。ただし中央競馬の電話・インターネット投票については2011年4月23日以降、出走取消・競走除外があった場合は出走取消・競走除外の発表後速やかに返還されることになっている。 出走取消と競走除外の扱いについては、出走予定馬が事故や疾病により出走できないときに馬主(または代理の調教師)が申請し、裁決委員の許可を受けて出走を取りやめるものを「出走取消」、出走予定馬が出走することが不適当であるとき等に開催執務委員の決定により当該馬を競走から除外することを「競走除外」となる。このため、おおむね装鞍所集合以前であれば出走取消、以後であれば競走除外となることが多いが、規制薬物の使用が発覚した場合等かなり早い段階で競走除外となる例もある。 なお、2000年1月に、「日本中央競馬会施行規定第105条・競走除外に関する規定」の改正で、一度パドックに出場しながら、本馬場への入場前に疾病などを起こし出走を取り消した場合は「発走除外」と表現していたが、現在は上掲の通り「競走除外」として扱う。 日本国外における競馬の場合(例:アメリカ合衆国など)、出走馬が確定後であっても、出走予定馬が疾病その他により出走取消となった場合に補欠馬の上位順での繰り上げ出走となるケースがある
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