出走レースの制約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 01:53 UTC 版)
本馬は地方競馬所属のため、中央競馬のGI競走へ出走するにはトライアル競走やステップ競走で上位に入賞し、出走権を獲得する必要があった。2005年春には、日経賞で天皇賞の出走権を獲得できなかった場合に中央競馬へ移籍することが検討されたが、結局実行には移されなかった。 2007年からは日本国外の国際G1競走または地方競馬の交流JpnI競走(2歳戦をのぞく)の優勝馬は、ステップ競走を経なくても中央所属馬を含めた出走決定順位が上位であれば出走できることとなった。従って、2006年に国際G1競走であるシンガポール航空インターナショナルカップに勝利した本馬はこの新しいルールに該当し、2006年までよりは楽なローテーションでGI競走に出走可能となっている。 成績が低迷した2009年はステップ競走に別途定められた出走資格を満たせず、オールカマーに出走できなかった。そうした状況で出走を表明したジャパンカップでは、出走決定順位が本馬よりも下位だった有力馬の出走が危ぶまれる事態となった。競馬評論家の阿部幸太郎と水上学は自身のブログやコラムにおいて本馬を引き合いに出し、出走決定順位の決め方についての批判を展開した。
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