冷凍空調技士制度設立の経緯とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 冷凍空調技士制度設立の経緯の意味・解説 

冷凍空調技士制度設立の経緯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 14:26 UTC 版)

冷凍空調技士」の記事における「冷凍空調技士制度設立の経緯」の解説

昭和30年7月28日神奈川県箱根観光会館行われた全国高圧ガス作業主任者大会で冷凍設備施設業者特定の試験制度適用して資格得た技術者を置く法律設け保安期すること」と決議しその実現方を官庁要請することを協議決定した通商産業省においては、この議決趣旨を酌んで一応は機器製造業者及び設備業者資格検定して、その登録の実施考慮した模様であるが、今年4月1日付け昭和31年4月)で公布され高圧ガス取締法一部改正する法律では 遺憾ながら実現されるには至らなかった。高圧ガス作業主任者大会で上記の様な決議が行われるに至った根拠は、高圧ガス取締法においては一定規模上の冷凍設備取扱う (法では冷凍設備使用してする高圧ガスの製造作業に関するといっている)冷凍機作業主任者は、国家または都道府県がする 作業主任者試験を受け、作業主任者免状有するものでなければならないとしている。然るにこの作業主任者が現に取扱っている機器並びに設備を製作または据え付ける技術者には何等かの資格制限がないのは、片手落ち遺憾するところで、寧ろ機器製造技術者ならびらに設備担当技術者試験制度確立して、その資格定めかくして登録され優秀な 技術者をして完備した冷凍設備を造らせ、これを実際に取扱う資格作業責任者手渡すならば、不安のない運転が行われ災害を防ぐことが出来るというのである今次高圧ガス取締法改定に際して、折角の作業主任者大会意向反して、この問題通産省当局によって採択されなかつたことは、何らかの重要な理由があるものと推量されるが、甚だ遺憾なことである。この問題将来採択されるものかどうか予測されず、たとえ取り上げられても数年後法律改正の時期まで待たなければならない。この状況下でこの問題放任することは、各般情勢から見て忍び得ないことである。よつて日本冷凍協会ここにこ冷凍技術士規定制定し自主的に登録を行い以って昨年作業主任者大会要望応えると共に冷凍機製造並びに設備施行工事従事する冷凍技術者諸君期待に添うこととしのである。<中 略>この冷凍技術士登録制度実施されると、設備註文者は能率のよい、故障のない優秀な設備を得むがために、その工事実際に携わる技術者として登録され冷凍技術士指名して安心して工事任せることになるであろう。従って現在冷凍機器の製造あるいは設備工事担当している技術者は、先づその分応じた冷凍技術士検定試験合格するとか、資格の認定得て冷凍技術士名簿登録し、いつ註文者の指名受けて差支えのない体制整えておくべきである。(日本冷凍協会冷凍誌 第31巻・第345昭和31年7月号より)

※この「冷凍空調技士制度設立の経緯」の解説は、「冷凍空調技士」の解説の一部です。
「冷凍空調技士制度設立の経緯」を含む「冷凍空調技士」の記事については、「冷凍空調技士」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「冷凍空調技士制度設立の経緯」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「冷凍空調技士制度設立の経緯」の関連用語

冷凍空調技士制度設立の経緯のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



冷凍空調技士制度設立の経緯のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの冷凍空調技士 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS