八木誠一とは? わかりやすく解説

八木誠一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 03:36 UTC 版)

八木 誠一(やぎ せいいち、1932年2月15日[1] - )は、日本の新約聖書学者、神学者、宗教哲学者東京工業大学名誉教授。


  1. ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.349
  2. ^ 八木誠一『宗教とは何か―現代思想から宗教へ』法蔵館、1998年 p.267


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八木誠一

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 00:45 UTC 版)

ナザレのイエス」の記事における「八木誠一」の解説

ケーゼマンに学んだ八木誠一は、「神の国」にじかに接して生きたイエスその人実存理解は、「キリスト」に遭遇して生きた原始キリスト教団の人びとのうちに彼らの「復活信仰」を通じて間接的に伝えられたと説く。この点では、八木はケーゼマンよりむしろ実存主義影響受けたヘルベルト・ブラウンやJ. M. ロビンソン立場に近いといえる。ただし八木は、人間実存根底となる部分について、ケーゼマンの指摘した事実性」に信仰内実委ねることは、むしろ歴史一部過度に絶対化する懸念がもたれるとして、そこにみられる歴史主義への傾き批判している。八木によれば人間実存根底は、人間に対して歴史越えながら人間実存そのうち生起せしめる統合へ規定」としてはたらくのであって、これは本来、党派的ないし宗派的なものではなくて普遍的なのである。したがってキリスト者のみならず、たとえば仏教者もまた知っていたはずであるとして、宗教本質をそこにみようとする八木は、イエスという人物を「統合へ規定」「人間根源的な規定存在働き」に即して生きたひとりの人間の例としてとらえるのである

※この「八木誠一」の解説は、「ナザレのイエス」の解説の一部です。
「八木誠一」を含む「ナザレのイエス」の記事については、「ナザレのイエス」の概要を参照ください。

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