作風・傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 10:01 UTC 版)
本文で書いていなかったことをイラストで先に描かれていたら、合わせている。 また、書いて行き詰まってからがいちばん思考がまとまるタイプである。その為、プロットができてから書くことはあまりないが、『最良の嘘の最後のひと言』は立てて書いたという。逆に、『密室の中のホールデン』ではプロットを捨てて書こうとしたが、プロットを完全に捨ててはダメなんだと気づくことになった。 「会話をリアルに書こう」とは意識しておらず、口語体である文章も書こうとする意識のなかでは文語体になっている。というのも、小説の手法は「言葉を記号化するものだ」という意識から読みやすさを優先しており、リアリティは無視しているとのこと。普通はしない表現だけれど、こう書いたほうが誤読が少ない、といった文筆の傾向がある。ただし、『最良の嘘の最後のひと言』は台詞を台詞として書き、記号的ではない(思想的に変わっていない)キャラクターを表現したと語っている。
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作風・傾向
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/30 12:04 UTC 版)
巨大ロボット相手に立ち回る超人が登場することが特徴的であり、時には巨大ロボットを圧倒し、破壊に至ることもある。場合によってはロボットアニメーションでありながら、物語の都合上(強大な力を持つ故に封印、敵の策を読んで、あえて本拠地を守るために出撃を許可しない、など)主役のロボットが戦闘を一切行わず、出撃までの道のりに時間を割くこともある。超人達が登場する場合は、逆にその活躍に比重が置かれる回も存在する。これに関連して、「罪と罰」というテーマもよく用いられる。特にこれはGガンダムの劇中BGMタイトル、鉄人28号の最終話のサブタイトル、ジャイアントロボエピソード6の副題など、直接的に使用されている。 「罪と罰」以外にも、「親子」のテーマや主要人物の心情に焦点を当てて、葛藤を描写することが多い。 原作を下地に置かず自身で構成した独自の脚本においては、『鉄人28号』の敷島博士、『ジャイアントロボ』の呉学人の台詞など、科学者や知識人のキャラクターの長台詞には、「そう!」と後文を強調する文句や、「たしかに~ですが」「まさか」「そんな」などのもったいぶった台詞が多用される。そして、その受けは大抵「まあいい…」と更に結論を先送りにするもので、ドラマを引っ張ることが多い。 『ミスター味っ子』でのオーバーな演出はギャグと取られがちだが、今川本人はギャグのつもりはなく真面目だったとスタッフのワタナベシンイチが語っている。ある回のあまりの馬鹿馬鹿しさにワタナベが喜んで面白がっていると、「真面目にやってんだよ」と今川に怒られたという。 トレッキーでもあるため『スタートレック』の吹き替え声優を多く起用している。
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