作者・沿革とは? わかりやすく解説

作者・沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:53 UTC 版)

八島 (能)」の記事における「作者・沿革」の解説

申楽談儀』に、「通盛忠度義経三番修羅がかりにはよき能なり」とあり、この「義経」は本曲のことだと考えられている。また、同書では、「八島の能」について、「よし常の憂き世の」という表現が「規模」(眼目)だと評する記述がある。これらから、本曲世阿弥時代成立していたことが確実であるが、構想構成引用典拠詞章等の特徴から、世阿弥の作であると考えられている。 『糺河原勧進猿楽記』に寛正5年1464年上演記録があるなど、古くから頻繁に上演されてきた。 観世流では、観世元章明和改正謡本で「八島」を「屋島」と改め以後これを踏襲している。

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作者・沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/23 15:25 UTC 版)

山姥 (能)」の記事における「作者・沿革」の解説

世阿弥芸談をまとめた『世子六十以後申楽談儀』には、「山姥百万、これらは皆名誉の曲舞どもなり」、「実盛山姥もそばへ行きたるところあり……当御前にてせられしなり」とあり、世阿弥自身上演したことが分かるそのほか修辞引用特徴などから、世阿弥の作とする見解一般的である。 特に典拠はなく、世阿弥のいう「作り能」と思われる本作品が、「山姥」についての文献上の初見である。

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作者・沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 04:50 UTC 版)

「融」の記事における「作者・沿革」の解説

世阿弥の子観世元能の著書申楽談儀』には、「塩竈」の名で本曲世阿弥作品として紹介されている。世阿弥自身著書音曲口伝』でも本曲の一節がやはり「塩竈」の題で引用されており、作者世阿弥であることは確実視されている。曲名は、元来塩竈」と呼ばれていたようで、金春禅竹も「塩竈」と呼んでいるが、禅竹の孫・金春禅鳳は「とをる」と記しており、この頃には曲名変わっていたようである。 『伊勢物語』や『古今和歌集』に記された融の河原院造営に関する説話ベースとしているものの、その依拠部分比較小さい。本作作品世界そのものは、作者である世阿弥美意識に基づく創作見なすべき、と能楽研究者伊藤正義指摘する 一方世阿弥の父・観阿弥が、やはり融を題材としたと見られる「融の大臣の能」を舞ったという話が『申楽談儀』にある(曲自体はすでに散佚)。「融の大臣の能」と「融」の関係については、「全くの別曲」「『融の大臣の能』を改作したのが今の『融』」と、意見分かれる前述伊藤は、「融の大臣の能」は、『江談抄』などにある、「河原院滞在する宇多法皇御息所前に融の亡霊現われ御息所奪おうとするも失敗する」との説話元にした能だったとし、融が御息所への邪恋訴え場面一部が、現「融」で前シテがかつての河原院懐かしむ場面引き継がれたのでは、と推測している。事実だとすれば女性へ恋慕が、邸宅への執心スライドした形になる。

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