作者・画工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/09 14:08 UTC 版)
作者の柳下亭種員(1807年-1858年)は嘉永・安政期に40点ほどの合巻や読本を記しており、画工の歌川芳虎(生没年不詳)は国芳門下で、天保終期から幕末・明治期に錦絵や合巻を多く手がけている。画に関して、『絵本甲越軍記』では各巻に数葉ずつ挿絵があるが、『甲越川中嶋軍記』では共通する場面は少なく、画工の芳虎は『絵本甲越軍記』を参照していなかったものと考えられている。 現存している諸本には山梨県立博物館所蔵「甲州文庫」に全五巻が収蔵されるが、うち一巻は『甲越武功伝』が混入している。版元は不明。寸法は縦18.1センチメートル、横12.0センチメートルの中本。
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