代表的なサウンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 15:22 UTC 版)
「ジョーダン・ルーデス」の記事における「代表的なサウンド」の解説
シンセリード Saw波形にギターアンプシミュレーターを通した、彼のシグニチャーサウンドとも呼べる音色。 Korg KRONOS使用時の音色構成は、コンビモードでメインとなるSaw波形×1、フィードバック用のSquare波形①(オクターブ上)×3、同Square波形②(オクターブ+2音半上)×3で、Square①と②はそれぞれ~D#3、E3~G4、G#4~の3音域に分割してアサインする。 Saw、Square①、Square②にそれぞれインサートエフェクトのリミッターを通し、SawはピッチベンダーのY軸±でボリュームゼロ、Square①はY軸+時のみ発音、Square②はY軸-時のみ発音に設定し、この組み合わせでクロスフェードによる2種類のフィードバックサウンドを実現している。 ピッチベンダーの範囲はX軸+が2、X軸-が12。また、リボンコントローラーにはリングモジュレーターを設定している。 Snarling Pigg ギターとのユニゾンリフなどで多用される、Saw波形をベースにトーキングモジュレーターとフランジャーを通した音色。「Panic Attack」や「The Enemy Inside」のイントロなどで 聴くことができる。 オルガン ベーシックなパーカッシヴオルガンにロータリースピーカー、ベースアンプシミュレーター、コンプレッサー等を通した音色。主にギターのリフを弾く際に使用。 ピアノ スタジオ作品ではSynthogy Ivory2を使用。ライブではKorg KRONOSのプリセット"IB-009 OASYS Piano"をメインに使用。尚、KRONOSには彼が提供した"J.Rudess Japanese Grand"という音色があるが、ライブでは使用していない。 ツアーにおいての機材 Metropolis 2000 tourカーツウェルK2600X Six Degrees Of Inner TourbulenceカーツウェルK2600X、K2600R コルグKARMA(MIDI経由でコントロール) その他、停電に備えた予備電源など。 Train Of Thought tour(Live At Budokan)カーツウェルK2600X、K2600R コルグTRITON-Rack、KARMA(MIDI経由でコントロール) FreeHand Systems MusicPad Pro(楽譜を表示させるのに使用。楽器ではない) その他、停電に備えた予備電源や、ミキサーなど。 Octavarium world tourコルグOASYS Haken Audio Continuum Fingerboard Muse Research Receptor XT ローランド V-Synth XT Synthesizers.com Modular FreeHand Systems MusicPad Pro 日本公演でのセッティングについては、を参照。 Chaos in Motion tour Octavarium tour時の機材に加えて、コルグRadiasと、Manikin Electronic Memotronを追加している。またキーボード・ソロのときにはZen Rifferというショルダーキーボードを使っている模様。武道館公演でのセッティングについては、を参照、機材の増加がわかる。 Black Clouds & Silver Linings TourコルグOASYS Haken Audio Continuum Fingerboard ローランド V-Synth XT FreeHand Systems MusicPad Pro IPod touch, IPad 「A Rite of Passage」「Hollow Years」等の曲において、iPod Touch上でBebot Robot Synthを使用してソロを演奏していた。ツアー途中よりIPad上でMorphwiz等のアプリを利用する形に変更。 A Dramatic Turn of Events TourKorg KRONOS Haken Audio Continuum Fingerboard Roland V-Synth XT FreeHand Systems MusicPad Pro IPad 「A Rite of Passage」「Hollow Years」等の曲において、iPod Touch上でBebot Robot Synthを使用してソロを演奏していた。ツアー途中よりIPad上でMorphwiz等のアプリを利用する形に変更。キーボードスタンドに油圧シリンダーが内蔵され水平方向に回転するだけでなく、観客側に傾けることもできるようになった。詳細は『Keyboard Magazine』のWebサイトで公開されている、本人解説のビデオ参照。 Dream Theater Tour (2014)Korg KRONOS Haken Audio Continuum Fingerboard ROLI Seaboard Roland V-Synth XT×2 FreeHand Systems MusicPad Pro iPad iPadのアプリは、MorphWiz(On the Backs Of Angels)、Geo Synthesizer(The Shattered Fortress)、その他SampleWizも使用。 その他のライブ 時折上記の機材以外をメインに使用することがあり、アルバム『リズム・オヴ・タイム』のレコーディングではコルグTRITON Extremeをメインで使用した。サウンドスパークでのデモではローランドFantom Xをメインとして使用し、2008年夏のリキッド・テンション・エクスペリメント再結成ツアーでは後継機Fantom Gをメインとして使用した。 その他、レコーディング時の機材は本人のホームページのGearの項目で確認できる。
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