世界各国の普通切手とは? わかりやすく解説

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世界各国の普通切手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/27 01:48 UTC 版)

普通切手」の記事における「世界各国の普通切手」の解説

普通切手は、使用の便を考慮して創始以来形状大きさにはあまり変化見られないが、初期証票的な意匠から絵画的意匠へと変遷していく傾向がある。 君主国においては国家元首である国王肖像がどの額面普通切手にも登場している。この例としてイギリスエリザベス2世や、スペインフアン・カルロス1世普通切手などである。その他、世界最初ペニーブラック初め、その国最初の切手デザイン当時君主肖像であった例は数多い。なお、イギリス世界最初の切手発行国であるため、慣習的に切手国名表記入れない代わりに全ての切手国王肖像ないしシルエット記念切手場合)が入れられている(カナダ・オーストラリア・ニュージーランドなど、イギリス連邦構成国切手についても同様の措置が採られている。ただし国名表記はある点が異なる。)。 また、かつて大英帝国として世界各地植民地持っていたイギリスは、1930年代から1950年代にかけて、植民地用として記念切手並のサイズ普通切手シリーズ出していた。これはアールヌーボー調の外枠デザインのなかに国王肖像収め、その枠内にその植民地風景文物描いていた。そのため植民地領有主張する手段ともっていた。 共和国においても、現職ないし歴代大統領などの政治家肖像切手になっている顕著な例として、アメリカ合衆国挙げられる1866年には、死去間もないエイブラハム・リンカーン大統領切手登場した。但し、存命者図案化避けられている。大統領場合連邦法合衆国法典31編5112条)で存命大統領および死後2年以内大統領図案採用することは、貨幣含め禁止されている。このため、かつて(1938-54年)まで、アメリカで使用されていた、歴代合衆国大統領肖像図案とした普通切手では、歴代大統領のうち、発行当時1938年)に存命中だった人物現職を含む)は、図案には採用されなかった。一方で例えサッダーム・フセイン時代イラクなど、現職国家元首肖像普通切手になっている国も少なくない普通切手意匠は、国によりさまざまである国家元首を描く国などでは、全て同じ意匠切手になることがあるが、この場合額面だけでなく、刷色変えることで区別行っている。 その国を象徴する産業風景動植物文化財など普通切手意匠になる場合多く一定のテーマ決めて発行することが多い。例えば、ドイツは花(以前著名な女性工業製品など)、中国では鳥類香港では風景などである。なお、郵便切手販売国家歳入重要な財源にしている国では、5年程度全ての額面普通切手意匠一斉に改定する場合もある。

※この「世界各国の普通切手」の解説は、「普通切手」の解説の一部です。
「世界各国の普通切手」を含む「普通切手」の記事については、「普通切手」の概要を参照ください。

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