不動産鑑定士
資格区分 | 国家資格 |
資格概要&取得方法 | 【資格概要】 地域の環境や諸条件を考慮して不動産の有効利用を判定し、適正な地価を判断する専門家が不動産鑑定士です。国や都道府県が土地の適正な価格を一般に公表するための、地価公示制度や地価調査の制度をはじめ、相続税路線価評価、固定資産税評価、企業や個人の土地資産の評価などに携わります。このほか不動産のエキスパートとして企業や個人を対象に、不動産の有効活用法や相続税のアドバイス、土地の開発計画のカウンセリングなども行います。 【取得方法】 不動産鑑定士試験は、2006年度から新制度に移行します。新試験制度では、従来の1次~3次試験が廃止され、短答式試験と論文式試験の2段階になります。論文式試験は、短答式試験合格者のみ受験することができます。出題範囲は、短答式が「行政法規」「鑑定理論」の2科目、論文式が「民法」「経済学」「会計学」「鑑定理論」の4科目です。また従来の不動産鑑定士補の資格も廃止され、試験合格後、実務修習を修了すれば不動産鑑定士として認定されます。 |
受験資格 | 制限なし |
受験料 | 未定(2005年8月現在) |
合格率 | 10.6%(2004年度2次試験) |
試験日程 | 1次試験4月中旬、2次試験8月上旬、3次試験12月上旬 |
試験会場 | 短答式:北海道、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県、論文式:東京、大阪、福岡(予定) |
問い合わせ先 | 国土交通省土地・水資源局地価調査課 〒100-8918 東京都千代田区霞が関2-1-3中央合同庁舎3号館 03-5253-8111 http://www.mlit.go.jp/ |
取得後の職業/活かせる仕事 | 不動産会社や信託銀行や生保・損保会社などで、資格が高く評価されます。これら企業に勤務し、企業内不動産鑑定士として活躍するのが一般的です。実力次第では不動産鑑定事務所などの開業を目指すことも可能です。 |
不動産鑑定士
概要解説 不動産鑑定士の仕事は、依頼者からの鑑定申し込みにより、依頼者が指定した土地や建物などの不動産を実地に調査し、費用性、市場性、収益性などを調べて分析し、不動産鑑定評価基準に基づき、今までの経験をも加味して、総合的に判断し、適正な価格を決めます。その結果と経過を鑑定評価書に取りまとめ、依頼者に説明、報告します。有資格者の地位、収入、将来は保証されているといえる、不動産の専門職です。 必要な能力・資格など 不動産鑑定士になるには、まず不動産鑑定士試験を受け、合格しなければなりません。試験はかなり難しく、標準的な人でも、第二次試験合格までには6~7年かかると言われています。第二次試験合格後、2年以上の不動産鑑定評価の実務経験を積み、ようやく不動産鑑定士補として国土庁に登録されます。さらに(社)日本不動産鑑定士協会で、1年以上の実務補習を修了してはじめて第三次試験の受験資格を得られます。このように、不動産鑑定士になるまでには、かなり長期にわたる厳しい受験勉強が求められます。 関連する職業
不動産鑑定士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 08:04 UTC 版)
不動産鑑定士(ふどうさんかんていし)は、不動産の鑑定評価に関する法律に基づき制定された国家資格であり、不動産の客観的価値に作用する諸要因に関して調査若しくは分析を行い、又は不動産の利用、取引若しくは投資に関する相談に応じることを業とする。
- ^ 不動産の鑑定評価に関する法律第二条
- ^ 『要説不動産鑑定評価基準と価格等調査ガイドライン』pp.42-43
不動産鑑定士
「不動産鑑定士」の例文・使い方・用例・文例
不動產鑑定士と同じ種類の言葉
- 不動產鑑定士のページへのリンク