一次形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 04:56 UTC 版)
「伊豆箱根鉄道3000系電車」の記事における「一次形」の解説
車体は普通鋼製で、1979年に1次車の第1編成が落成、以後1982年(昭和57年)までに各年1編成ずつ合計4本が落成し、それまでの旧型車両は1000系を除いて同社大雄山線に転出または廃車され、当時の駿豆線所属車両全編成が20m大型車体とされた。 その後、バブル期の1988年(昭和63年)に一部座席指定の快速列車として運用するために、第1編成の中間電動車モハ3002は扉間の座席を転換クロスシート(車端部はロングシートのまま)に改造された。快速列車は1998年(平成10年)3月末で廃止されたが、2019年現在もモハ3002の座席構造に変化はない。 すべての編成で吊手を増設している。まくらぎと平行に先頭車は15個(3×5組)、中間車はモハ3004・3006・3008は18個(3×6組)設置した。モハ3002は当初6個(3×2組)だったが、中間乗車口に線路に平行する形で6個(3×2組)を、吊手棒を介さないで取り付けられた(7000系と同じ方法)。2008年には、優先席部分の吊手が黄色に変更された(二次形も共通する)。 2008年11月には、第2編成・第4編成に埼玉西武ライオンズのプロ野球日本シリーズ優勝を記念したヘッドマークが装着された。また同年12月から2009年5月6日まで7000系第2編成(2009年3月からは7000系第1編成)とともに第1編成が、沿線の伊豆の国市で開催のいちご狩りをPRするヘッドマークを装着した。 2011年11月から第2編成の客用扉に、十国峠レストハウスなどで販売されているスイーツ「南箱根十国館」のラッピングが施された。 2015年4月18日から9月末まで第2編成に、沿線にあるサイクルスポーツセンターが舞台となった縁から『劇場版 弱虫ペダル』のラッピングが施された。 2016年4月27日から第1編成に、MVに伊豆・三津シーパラダイスがロケ地になったことによる縁で、Aqoursの2ndシングル「恋になりたいAQUARIUM」の発売を記念した『ラブライブ!サンシャイン!!』のラッピングが施された。装飾シールの劣化に伴い、2018年3月25日に運行終了、同年4月1日に修善寺駅で開催されたイベントをもって公開を終了した。その後、1963年まで運行していた軌道線の車両と同じ塗色(緑色とクリーム色)に変更され、6月12日から営業運転が開始された。これに先立ち、5月26日に大場工場で開催の「駿豆線開業120周年記念イベント」で、作業途中の状態が公開された。2019年12月4日から16日まで、誕生から40周年を記念するヘッドマークを装着して運転した。同年12月17日から、3月 - 9月に運転された韮山高校に続いて、伊豆総合高校写真部の作品を使用した『いずっぱこGEO TRAIN』の第2弾の運転が開始された。 2010年1月から第2編成、2月に第1編成と第3編成、3月に第4編成に新幹線700系などで使われている音色のドアチャイムが設置されている。なお第6編成や1300系と異なり、車内案内表示器は設置されていない。 2008年に各車両の各ドアには車両・ドア位置案内プレートが、各車両の車端部(外側も含む)には号車表記が貼付けられた。号車表記は修善寺側から1号車・2号車・3号車となっている。 3000系第1編成「ラブライブ」ラッピング仕様 3000系第1編成・軌道線カラー仕様
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