リースによる除籍および廃車
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「京成3150形電車」の記事における「リースによる除籍および廃車」の解説
1995年9月、3166編成と3170編成が社名表記プレートと帯色のレッド部分をダークブルーへ変更の上、北総開発鉄道にリースされることになり、7050形7054 - 7051・7058 - 7055と改番され、7058 - 7055+7054 - 7051の8両編成に組成され運用された。これにより、8両固定編成の7168編成を置き換えた。 1996年(平成8年)4月には3158 - 3157を車両番号はそのままで千葉急行にリースされた。その際に帯のレッド・ブルー部分を反転し、社名表記を変更した。同時にリースされた3121 - 3122と混結され、上野方から3158 - 3157 - 3122 - 3121の4両編成を組成した。3150形と3100形の混結は両形式の冷房搭載後では初の事例となった。3157 - 3158の他形式混結は、1989年4月から5月までの3200形3297 - 3298以来7年ぶりであった。「赤電」で冷房搭載後、2形式以上の他形式混結実績のある車両は、この3157-3158ユニットのみである。 1997年(平成9年)6月上旬には、3100形3128編成に代わって3154編成が千葉急行にリースされた。 1998年(平成10年)2月上旬に3174編成と3186編成が北総にリースされ、7050形7064 - 7061・7068 - 7065と改番の上、7068 - 7065+7064 - 7061の8両編成に組成され運用された。これで7150形(旧・京急1000形初期車。ただし同形式はリースではなく正式な譲渡であった)はすべて廃車された。この編成のみ薄青帯が使用されていたが、以後のリース車には踏襲されなかった。 1998年3月末に3156 - 3155が3150形で初めて廃車・解体されたほか、千葉急行にリースされていた3158 - 3157が京成に返却され、そのまま廃車・解体された。3158 - 3157の代替として3162 - 3161が京成標準色のまま千葉急行にリースされ、3122 - 3121と混結して3162 - 3161 - 3122 - 3121の4両編成を組成した。 1998年10月に千葉急行が会社解散したため、3154編成および3162 - 3121編成が京成に返却されて継続使用された。3162 - 3161以外は帯色も千葉急行仕様のまま(社名表記のみ消去)使用されたが、3122 - 3121は1998年12月に、3154編成は1999年2月までにそれぞれ廃車された。京成標準色の3162 - 3161は3160 - 3159と組成し本来の3162 - 3159編成に戻された。また、同じ時期には3178編成を北総へリースし7050形7074 - 7071と改番され、同時に入れ替わりとして3170編成を改番した7058編成が京成に返却されて廃車・解体された。以後、7050形は検査切れ→返却の上廃車、代替車補充という流れとなり、検査切れ廃車が発生すると新たに他の3150形をリースさせて代替されるようになった。 2000年2月には「開運」号に使用されていた3194編成が廃車・解体された。続いて同年3月には3182編成と3190編成が7084 - 7081と7088 - 7085へ改番の上北総にリースされた。同時に3186編成と3174編成を改番した7068編成と7064編成が京成に返却されて、廃車・解体された。2000年4月以降、3150形は3162編成4両編成1本のみが京成電鉄での在籍車となった。この編成も2001年(平成13年)5月に北総へリースすることになり7094 - 7091と改番の上、3178編成を改番した7074編成の代替となった。これにより3150形は京成車としては形式消滅となり、返却された7074編成は廃車・解体された。 7050形の検査切れにともなう代替車はリース車で充当されることになるが、京急側の要望もあって次期リース車は3200形ではなく北総7300形と同一設計の3700形が選定され、2003年(平成15年)2月より3808編成改め7808編成がリースされることになった。これにより7094+7054編成(旧 京成3162+3166編成)が返却・廃車され、7050形は7088 - 7081の8両編成1本を残すのみとなった。 なお、3808編成をリース車として捻出するにあたり3000形3001編成が8両編成で落成したが、3000形導入を待った上で7808編成をリースさせると7094 - 7051編成の検査期限が切れてしまうので、2002年6月から約2か月間3400形3408編成を暫定的にリースし、休車措置とした上で検査期限を延ばしていた。 最後に残った7088 - 7081編成も検査期限までに代替されることになるが、2003年12月に3200形の3224 - 3221と3236 - 3233を7250形7258 - 7251と改番の上リースされることになり、同年12月23日に、印西牧の原 - 矢切間でさよなら運転を行い、京成に返却・廃車され、3150形はリース車を含め全廃となった。その後2004年(平成16年)1月には7088編成と同じく京成最後の75kW主電動機搭載車で6両編成を組成していた3209・3210・3201 - 3204が営業運転を終了し、旧3000形以来のオール電動車編成は消滅した。
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