リリースとバージョン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 00:31 UTC 版)
「Oracle Database」の記事における「リリースとバージョン」の解説
Oracleデータベース製品名は、リリース番号および接尾辞による命名規則に従って命名される。現在の最新リリースのOracle Database 18cの 「c」 は、「Cloud」を表わす。以前のリリース(Oracle Database 10gおよびOracle9i Databaseなど)では、それぞれ「Grid」および「Internet」のを表す「g」および「i」の接尾辞を使用していた。接尾辞の採用はOracle8i Database以降で、それより前のOracle Databaseの命名規則に接尾辞は存在しない。オラクル創業者ラリー・エリソンが「バージョン1を購入したい者はいない」と考えたため、Oracle Databaseのv1は存在しない。OracleのRDBMSリリース番号は、下記のコードを使用している。 Oracle Database バージョン初版初版 リリース最終PSR最終 PSR リリース備考以前のバージョン、サポート終了: Oracle v2 2.3 1979年 最初の市販のSQLベースのRDBMS 以前のバージョン、サポート終了: Oracle v3 3.1.3 1983年 同時実行制御、データ分散、およびスケーラビリティ 以前のバージョン、サポート終了: Oracle v4 4.1.4.0 1984年 4.1.4.4 マルチバージョン読み取り一貫性 以前のバージョン、サポート終了: Oracle v5 5.0.22 (5.1.17) 1985年 5.1.22 クライアントサーバモデルと分散データベースのサポート 以前のバージョン、サポート終了: Oracle v6 6.0.17 1988年 6.0.37 行レベルのロック、スケーラビリティ、オンラインバックアップリカバリ、PL/SQL 以前のバージョン、サポート終了: Oracle 6.2 6.2.0 Oracle Parallel Server 以前のバージョン、サポート終了: Oracle7 7.0.12 1992年6月 PL/SQLストアドプロシージャ、トリガ、分散2フェーズコミット、共有カーソル、コストベース最適化 以前のバージョン、サポート終了: Oracle 7.1 7.1.0 1994年5月 SQL並列実行 以前のバージョン、サポート終了: Oracle 7.2 7.2.0 1995年5月 共有サーバー、XAトランザクション、透過的アプリケーションフェイルオーバー 以前のバージョン、サポート終了: Oracle 7.3 7.3.0 1996年2月 7.3.4 オブジェクトリレーショナルデータベース 以前のバージョン、サポート終了: Oracle8 Database 8.0.3 1997年6月 8.0.6 リカバリマネージャ、パーティショニング 以前のバージョン、サポート終了: Oracle8i Database 8.1.5.0 1998年 8.1.7.4 2000年8月 ネイティブインターネットプロトコルとJava、Virtual Private Database(VPD) 以前のバージョン、サポート終了: Oracle9i Database 9.0.1.0 2001年 9.0.1.5 2003年12月 Oracle RAC(英語: Oracle RAC)、Oracle XML DB 以前のバージョン、サポート終了: Oracle9i Database Release 2 9.2.0.1 9.2.0.8 2007年4月 Oracle AQ(英語: Oracle Advanced Queuing)、Oracle データマイニング(英語: Oracle Data Mining)、ストリーム、ロジカル・スタンバイ 以前のバージョン、サポート終了: Oracle Database 10g Release 1 10.1.0.2 2003年 10.1.0.5 2006年2月 自動データベース管理、自動データベース診断モニター、グリッド・インフラストラクチャ、Oracle ASM、フラッシュバック・データベース 以前のバージョン、サポート終了: Oracle Database 10g Release 2 10.2.0.1 2005年7月 10.2.0.5 2010年4月 Real Application Testing、Database Vault、インデックスのオンライン作成、高度な圧縮、Data Guardファスト・スタート・フェイルオーバー、透過的データベース暗号化(TDE) 以前のバージョン、サポート終了: Oracle Database 11g Release 1 11.1.0.6 2007年9月 11.1.0.7 2008年9月 アクティブデータガード(英語: Oracle Data Guard)、SecureFiles、Exadata、Exadata(英語: Oracle Exadata) 以前のバージョン、サポート終了: Oracle Database 11g Release 2 11.2.0.1 2009年9月 11.2.0.4 2013年8月 エディションベースの再定義、データ修正、ハイブリッド列圧縮、クラスタファイルシステム、GoldenGateレプリケーション、データベースアプライアンス(英語: Oracle Database Appliance) 以前のバージョン、サポート終了: Oracle Database 12c Release 1 12.1.0.1 2013年7月 12.1.0.2 2014年7月 マルチテナント・アーキテクチャ、インメモリ列ストア、JSONのネイティブサポート、SQLパターン・マッチング、データベースクラウドサービス 以前のバージョン、まだサポート中: Oracle Database 12c Release 2 12.2.0.1 2016年9月 (クラウド版)2017年3月 (オンプレミス版) シャーディングのネイティブサポート、ゼロ・データロス・リカバリ・アプライアンス、Exadata Cloud Service、Cloud at Customer 現在の安定版: Oracle Database 18c 18.1.0 2018年2月 (クラウド版: 18.1.0)2018年7月 (オンプレミス版: 18.3.0) Polymorphic Table Function、Active Directoryとの統合 凡例: 旧バージョン 以前のバージョン、サポート中 最新バージョン 最新プレビュー版 将来のリリース Oracle Database Administrators Guideには、Oracle Databaseの各メジャーリリースで導入されたいくつかの主要な革新的技術の簡単な歴史が記載されています。
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