ラヴォスとの戦闘
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 03:37 UTC 版)
ラヴォスを完全に倒すまでに、クロノたちは3つの異なる形態のラヴォスと戦うことになる。 ラヴォス外殻 ラヴォスの本体はラヴォスの殻の中にあるが、殻の内部に侵入するためには、ラヴォスの外殻と戦いこれを倒さなくてはならない。 ラヴォスの外殻は、それまでにクロノたちが戦ってきた数体のボスの攻撃パターンを真似てクロノたちと戦う。これらの「真似ボス」が倒されると、ラヴォスの外殻は真の力を現してクロノたちに挑みかかる。攻撃の中にはラヴォスの日に世界を滅ぼしたのと同様の攻撃「天からふりそそぐものが世界をほろぼす」がある。ラヴォスに戦いを挑むタイミングによってはこの「真似ボス」を経由せず、最初からラヴォス自身と戦う場合もある。 外殻との戦いは、シルバードに乗ってラヴォスに突っ込み、殻を打ち破って内部に侵入するという方法で回避することもできる(ロボの説明によると、シルバードの装甲とラヴォスの外殻の硬さは同じでありシルバードに精神エネルギーを加えることで突破が可能になっているとのこと)。この方法をとった場合はシルバードが大破してしまうため、ラヴォス内部から脱出出来なくなる他、ラヴォス打倒後のエンディングが変わる。 海底神殿では強制的に戦うことになるが、このラヴォスは最強外殻と呼ばれ、外見は変わらないがHPと攻撃力が異常なまでに高い。いわゆる負け戦闘であるが、あくまで異常に強いだけであってシステム的に勝てない設定にされているわけではないので、こちらが十分に強ければここで勝つ事も不可能ではない。海底神殿でのラヴォスを倒すとそのまま回復・休憩ポイントなしで残りの形態とも戦闘でき、全て倒すと開発室エンディングルートになる。 ラヴォス本体 外殻を打ち破り内部に侵入すると、ラヴォスの本体がいる。この時ロボがいると、「この星のあらゆる生き物の遺伝子を内包している」という事が判明する。このラヴォスは人を模したロボットのような機械的な外見で、上半身だけの巨大な姿である。本体を倒すには、通常は先に胴体の回復を行う両腕を倒す必要がある。両腕と本体の三部位に別れている。 ラヴォスコア ラヴォス本体を倒すと、外見は宇宙服を着た人間のような姿のラヴォスコアが現れる。この形態を見た仲間のセリフにより、ここでラヴォスがこの星に来た目的が自己進化にあると明かされる事になる。ロボを連れていると「戦力数値が計測不能なほど高い」ことが判明する。 ラヴォスコアは戦闘開始時に、左右それぞれの手から小さな球体を出現させる。一見、中央の人型が本体=コアのように見えるが、実際は左手から取り出した(画面右側の)球体こそがラヴォスコアであり、ラヴォスコアを取り出した中央の人型はセンタービット、右手から取り出されたラヴォスコアと同型の球体はラヴォスビットである。センタービットやラヴォスビットをいくら攻撃しても倒せない。 画面表示上はコアとビットを合わせて3体の敵として扱われ、3体いずれも「ラヴォスコア」と表記されている。ただしリメイク版では戦闘時のメッセージに注意すれば「ラヴォスコアが~」「センタービットを~」などヒントは与えられるようになっている。 ラヴォスコアは両ビットを何度でも復活させるため、ラヴォスを完全に滅ぼすためにはラヴォスコアを撃破する必要があるが、通常はラヴォスコアは防御を固めておりほとんど攻撃が通じない。ビットを一体でも倒せば再生準備に入り防御を解除するため、その時間が攻撃の要となる。 ラヴォスとの戦闘で敗北するとゲームオーバーではなく、A.D.1,999ラヴォスの日のラヴォス出現と世界滅亡がアリスドームの所長によって観測され、壊滅した星の映像とともに「BUT... THE FUTURE REFUSED TO CHANGE.」(しかし、未来は変えられなかった)と表示されるというバッドエンディングになる。 悠久の時を懸けてすべての遺伝子を集め、力を蓄えたラヴォスだが、悠久の時を駆けて結ばれたクロノたちの絆には及ばず倒された。これで未来は救われたかに思われたが、続編『クロノ・クロス』及びDS版『クロノ・トリガー』ではクロノたちに倒されたラヴォスが時の闇の彼方に存在していることが判明する。
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