モモちゃん一家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/12 21:53 UTC 版)
「モモちゃんとアカネちゃんの本」の記事における「モモちゃん一家」の解説
ママ シリーズを一貫しての主人公。 職業は文筆業。アカネちゃんの出産後は通勤をやめ、在宅勤務になった。 手術歴がある(松谷が結核による肺区域切除手術をした経験から)。 北半球の大きな国から「働くお母さんの会議」に出席を要請され、友人と出かけたことがある(瀬川のモスクワ国際映画祭審査員行きに同行した話のオマージュ)。 「森のおばあさん」(「絵本を書いてとママにおねだりした話」でも当時の話を再現)で「お前の亭主(パパ)は歩く木だ。二人一緒だと枯れてしまう」とアドバイスされ、「さよなら」でパパはママから持ちかけた離婚話に同意。二人の娘はママが、これまでの家はパパが引き取る。以後「引越し」と書かれた表現はすべて、ママと娘の転居を指す。 モモ シリーズ前半では主役としての位置づけが多い。 1巻冒頭で夏に生まれる。 「雨のふるばんのこと」によると、生まれた当時の家は平屋で、上の階に増築を重ねたとママが説明している(自宅が劇団を兼ねていた)。 育児施設「あかちゃんのうち」は、松谷親子が1歳から実際に預けていた施設がモデルで、当時はそうした施設が少なく、批判もあったという。 二年生になってからは髪を一本しばり、みつ編みやポニーテールにしている。 小学校半ばではバレエを習い、発表会もこなしたことがあるが、踊り好きはアカネちゃんにも遺伝したと説明されている。 忘れ物で一等賞になったことがある。 「プーがはがきをもらったこと」では、本名がモモでなくモモコ(漢字表記不明)であると語っている。由来はママが桃の花を好きなこと、パパが幼稚園でモモコ先生につきっきりだったことから。 アカネ 「ぽんぽのあかちゃん」で妊娠を公表、「雨のふるばんのこと」で生まれた、モモちゃんの6年下の妹。その時に見た夢に茜色の光が登場したのでアカネと命名。 175日目に姉とプーの教えで寝返りができるようになる。 3巻後半で体調が悪く入院。 物心ついた時からパパがいない事を意識しはじめる。 引越し先ではある程度成長すると、姉妹で二段ベッドとなった。 姉と比べ舌がまわらず、幼い頃は「がんばれ」を「ばんがれ」と言ってしまい、姉が矯正しようとしたがうまく行かなかった。 「頭をあらったアカネちゃん」までは、一人で頭が洗えなかった。 シリーズ名が『モモちゃん』でありながら、後半では姉よりが活躍が多い。 パパ ママ同様に文筆業で、絵も描く。 本編では『モモちゃんとプー』以外はあまり登場せず、忙しい仕事から帰ってくるだけの演出が多い。 離婚後はオオカミになってアカネちゃんの所に出てきたことがあるが(松谷の次女の例え表現がきっかけ)、着ぐるみのようにすっぽり脱げる。 後述の死神の影響もあって徐々に体調をくずし、「モモちゃんのなみだの海」で死亡。「アカネちゃんの赤いシャベル」は葬式の話である。
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