モデルチェンジと名称の関係、グレード体系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/01 16:59 UTC 版)
「韓国車」の記事における「モデルチェンジと名称の関係、グレード体系」の解説
韓国車、とりわけ韓国国内仕様車ではルノーサムスンを除き、フルモデルチェンジやビッグマイナーチェンジ時に名称が変わる場合が多い(ルノーサムスンも含め、登場時には「NEW ○○」「All New ○○」「The 〇〇」「The New 〇〇」と付くが、段階的にそれらが取れることがほとんどである)。海外仕様については、変更を迎合しない地域(オセアニア各国など)もあるため、フルモデルチェンジを実施後も従来の名称を踏襲するケースが殆どである。尚、2011年以降、韓国GMの展開するシボレーブランド車については、他国と名称はほぼ共通である(シボレー・アベオ→ソニック、GM・アルフェオン→ビュイック・ラクロスなど一部例外あり)。 デーウ・マティスの場合マティス→マティスII(初代マイナーチェンジ)→オールニューマティス(2代目)→マティス・クリエイティブ(3代目)/マティス・クラシック(2代目))→シボレー・スパーク(3代目) ヒュンダイ・クーペの場合ティブロン→ティブロン・タービュランス(マイナーチェンジ)→トスカーニ→ニュー・トスカーニ(マイナーチェンジ) ヒュンダイ・ツーソンの場合ツーソン(初代)→ツーソンiX(2代目)→ツーソン(3代目) キア・ソレントの場合ソレント(初代)→ソレントR(2代目)→ソレント(3代目) キア・スポーテージの場合スポーテージ(初代、2代目)→スポーテージR(3代目)→スポーテージ(4代目) 比較的韓国車のマイナーチェンジにはフェイスリフトを含むものが多く、それがボディ全体から、時にインパネにまで及んで一目見ただけではマイナーチェンジとはわからないものも多い。特にクーペのの場合、あまりにも外装や名称が変わりすぎているためかしばしば誤解され、ティブロンを初代、タービュランスを2代目、トスカーニを3代目とする傾向もままある。 逆に言えば、過去の車種の名前がサブネームなしで利用されるのは韓国車ではあまり見られないケースと言える。さらに、最近ヒュンダイ車を中心に増えてきているサブネームを付けないニューモデルにおいても ヒュンダイ・ソナタの場合ソナタ→ソナタII→ソナタIII→EFソナタ→ニューEFソナタ(4代目マイナーチェンジ)→ソナタ [1] →ソナタ・トランスフォーム(5代目マイナーチェンジ)→ソナタ [2] 形式名([1] のモデルは「NF」、[2] は「YF」)をとって、「NFソナタ」「YFソナタ」としばしば呼ばれるなど、何らかの通称が生まれる場合が多い。それどころか、何らかの理由で区別が必要な場合、メーカー自身がその呼称を使う場合さえある。 形式名がベースになるパターン:グレンジャーTG、アバンテHD、サンタフェCM、NFソナタなど 頭に「ニュー」を付けるパターン:ニュー・プライド、ニュー・ヴェルナなど 尚、この手法は「SM5プラチナ」「QM5 Neo」「グレンジャーXG」と言った具合にメーカーが公式で行う場合もあり、中には前述の「ニューEFソナタ」「NEW SM7 Nova」のように、両方使用する場合も存在する。 また、国内に限っては知名度と拡販性向上のためにジャンルの枠を脱したブランド展開をするケースも有る。 ヒュンダイ・トラジェの場合韓国も含め、正式名称は「トラジェ」だが、メーカー自身が「もう一つのXG」と宣伝するとともに、通称名も「トラジェXG」と呼ばれることが多かった。 雙龍・ロディウスの場合ロディウス→ニューロディウス→コランドツーリスモ グレード体系については、他国メーカーと比べると入れ替わりが多く、特別仕様車の登場により僅か数か月で廃止されるケース、あるいは1つのグレードや特別仕様車の廃止によって復活することがよくある。特に、後述するルノーサムスン車においてはそれが顕著である。ルノーサムスン・QM5を例にとると、特別仕様車や新グレードの登場で「SEプラス」というグレードは2度廃止されるも、3度目の登場で現在ラインナップされている。また、同社SM5の場合においても、「XE」というグレードが3代目だけでも都合2回消滅し、「XE TCE」の名で3度目の登場を果たしている。
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