モデルチェンジ・M770番台投入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 21:48 UTC 版)
「シマノ・Deore XT」の記事における「モデルチェンジ・M770番台投入」の解説
2007年9月末発売。全般に軽量化が重視され、それまでシマノではあまり積極的に採用されていなかったカーボンコンポジット製パーツが投入されている。 それまでのクロスカントリーMTB向けのパーツに加え、オールマウンテン向け機能を持ったパーツとして、ローギアでは全体がハブ軸の内側に隠れるシマノ・シャドー・リアディレイラーと、20ミリのフロントハブ軸が新たにラインナップに追加されている。クロスバイク向けには、48Tをアウターギアとするクランクセットや、3フィンガータイプのブレーキレバーなどが投入された。ブレーキは従来通り油圧式ディスクブレーキとVブレーキだが、後者は、それまでの特徴だったパラレルリンク構造が採用されず、一般的な形式になっている。 Deore XTのグループには、クロスカントリー系MTB向けと、オールマウンテンMTB系向けパーツが共に含まれ、さらにクロスバイク向けのパーツも含まれることになったため、Deore XTを称するパーツは非常に種類が多くなった。下位にあたるDeore LXシリーズが、モデルチェンジに際してオールマウンテンMTB向けパーツをSLXとして独立させ、クロスバイクに的を絞ったパーツ構成になったのとは、対照的である。 さらに2010年、M773orM77*-10系としてフロントが3段でリアを10段変速とし、増加した1速分を変速範囲の拡大ではなく、既存の範囲の細分化に当て、全体をクロスギア化した新機軸のドライブトレインが追加された。
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