モデルナンバー制の本当の目的
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/28 15:25 UTC 版)
「モデルナンバー」の記事における「モデルナンバー制の本当の目的」の解説
モデルナンバーの発表会でありながらAMD社自身もモデルナンバーと無関係な相当の動作クロック周波数のPentium 4(例: Athlon XP 1800+とPentium 4 1.80GHz)との性能の比較をほぼ同等、あるいはAthlon XP 1800+がわずかに高性能であると発表している。当初はそのモデルナンバーと、それに対するPentium 4の動作クロック周波数との比較に大きな偽りはなく、市場ではその認識で定着した。当初はPentium 4の動作クロック数値に相当するモデルナンバーのAthlon XPにPentium 4と同じ価格が公式価格表に記載されており、同じ性能のCPUは同じ価格であるべきだとの主張が読み取れる。しかし、実際の販売価格は大幅なディスカウントが行われていた。インテルも大口顧客に対してキックバックや別の資金供与などが行われており、価格表に書かれている値段は有名無実である。モデルナンバーの導入は、競合他社との比較で自社製品の不利にならないことが目的だった、というのが有識者の大方の見方である。
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