モデルナンバー制度の問題点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/05/28 15:25 UTC 版)
「モデルナンバー」の記事における「モデルナンバー制度の問題点」の解説
モデルナンバーは性能を表すとしているが、その数値は動作クロック数には比例しない。顕著な例として、Athlon 1500+ (1.33GHz) と同1800+ (1.53GHz) とでは数値差は理論上の最大値でも15%の増加でしかないにも関わらずモデルナンバーの増加は20%に設定されている。またAthlon XP 2400+まではAMDからモデルナンバーの基準となるAthlon 1.40GHzとの比較資料を発表していたが、以降の製品では比較資料を公表せず個々の製品のモデルナンバーの妥当性の説明も行っていない。 AMDはモデルナンバー制は異種間比較が目的だとして導入を行った。しかし実際AMD社製のCPUでモデルナンバーの導入が見送られた製品もある。また、内容的に全く同じ製品であっても、投入する市場ごとに全く異なるモデルナンバーが設定されている。差異のあるCPUでも、AMDが同等と主張したCPUには同じモデルナンバーを付けるため、製品の区別が困難であるという意見もある。 モデルナンバーの発表会でAMDは、モデルナンバーは暫定でこれに換わる指標 TPI (True Performance Index) を2002年までに発表するとしていたが、計画の進捗状況及は発表されていない。
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