ミュー/ ウィザード
ミューはmysterious utilityの頭文字をとった。謎に包まれた不思議な機能をもったクルマを表現する。1989年5月に初代モデルを発売した。
スポーツRVと称するニュータイプのクルマで、遊びの要素を大いに盛り込んでいた。ピックアップのスタイリングが意外だったが、2シーターと割り切り、後部をプラスチックでカバーするワゴンと、ソフトトップのバンがあった。エンジンはガソリンの2.6L・直4・SOHC・120ps。ミッションは5速MTだけ。パートタイム4WD車だった。
90年7月、車種追加。それまで2人乗りだったハードカバーのワゴンに、折りたたみ式ベンチシートのあるリヤキャビンを設け、4人乗りとしたメタルトップ車を設定した。エンジンは直噴ディーゼルターボの2.8L・110ps。同時に、ガソリン2.6L・120psだけだった従来のハードカバー車にもディーゼルエンジンを搭載した。
91年8月、電子制御の4速ATを導入し、メタルトップのリヤシートを分割可倒式とする改良を行った。
93年9月、エンジンを直4の3.1L過流室式ディーゼルターボ・120psに換装。タイヤを16インチとしブレーキも大径化、全輪ベンチレーテッド・ディスクブレーキに変えた。
95年12月、海外向けだった4ドア型のミュー・ウィザード(ウィザード=魔法使い)を国内市場にも投入した。ビッグホーン・ロングのシャシーを利用するが、全長はそれより少し短く、全高の低いボディだった。リヤサスペンションは4リンク/コイル。エンジンは2ドアのミューと共通の3.1Lディーゼルターボ。ミッションは4速ATだけの設定。シフト・オン・フライ(走行中でも2Hと4Hの切り替えができる)方式のパートタイム4WDを採用した。
98年6月、フルモデルチェンジ、2代目となった。ショートホイールベースの2ドア車はミュー、ロングホイールベースの4ドア車はウィザードという名前の使い分けをし、2分化した。ホイールベースを、ミューは130mm延長して2460mmに、ウィザードは60㎜短縮して2700mmとなった。ミューはオープントップも選べた。エンジンは直4・3Lの直噴ディーゼルターボを両モデルに搭載。ウィザードにはガソリンのV6・3.2L車もあった。ともにパートタイム4WD車で、シフト・オン・フライを採用。
99年2月、ウィザードに後2輪駆動車を追加、スペアタイヤを床下に格納した。2000年5月、マイナーチェンジ。ウィザードの内外装をリフレッシュすると同時に、セミアクティブサスとスイッチコントロールTODの新技術を取り入れた。この2つを装備したLSEというモデルを新設定。そのほか、ミューのグレード名の変更があった。オープントップはガソリンエンジンだけとなった。ウィザードの2WDモデルにアライブ(生き生きとした、活発なの意)という名前が付いた。
2001年5月、ウィザード、ウィザードアライブ、ミューの3車が一部変更を受けた。3車とも、ディーゼル車にフルレンジ電子制御4速ATを採用。そのほか、ウィザードではセミアクティブサスペンションやフルスイッチコントロールTDOを装着。ミューはレジントップにガソリンエンジンを設定した。また、全車に水没対応パワーウインドウスイッチを付けたのも目新しい。2002年9月、販売終了。
ミューウィザード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/17 13:10 UTC 版)
詳細は「いすゞ・ウィザード」を参照 1995年 5ドア5人乗りミューウィザードを追加設定。それまで北米で「ロデオ」の名称で販売されていた5ドアSUVを日本国内向けに大きく設計変更した。 1997年 ディーゼルエンジンの燃料噴射システムを電子制御式に変更。
※この「ミューウィザード」の解説は、「いすゞ・ミュー」の解説の一部です。
「ミューウィザード」を含む「いすゞ・ミュー」の記事については、「いすゞ・ミュー」の概要を参照ください。
「ミュー/ ウィザード」の例文・使い方・用例・文例
- 今年最大の学校行事は三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)だ。
- ミュー/ ウィザードのページへのリンク