マイナーリーグ
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マイナーリーグ(英語: Minor league)とは、リーグ戦形式で対戦するスポーツの最上位リーグに対する下位リーグ、あるいは小規模なリーグを意味する語。
通常は北米プロ野球リーグの最高峰「メジャーリーグベースボール」の傘下リーグとなっている「マイナーリーグベースボール」を指して用いられる。
マイナーリーグベースボール
野球以外の北アメリカのプロスポーツリーグ
野球以外の北アメリカのプロスポーツリーグの場合は以下のとおり。
- アイスホッケーのNHLがメジャーリーグであり、NHL所属チームが本拠地としていない都市を本拠地としたプロやセミプロのチームで構成される独立リーグがマイナーリーグにあたり、その内のアメリカン・ホッケー・リーグはNHLとは直接傘下協定を結んでいないが、個々のチーム間でMLB-MiLBチームでの選手育成契約に相当する契約が締結され、MiLB同様な育成機関として機能している。
- バスケットボールのNBAがメジャーリーグであり、独立リーグのコンチネンタル・バスケットボール・アソシエーションやアメリカン・バスケットボール・アソシエーション、そしてNBA自らが組織化に関与し育成リーグとして傘下に入れているNBAデベロップメント・リーグがマイナーリーグにあたる。
- アメリカンフットボールではNFLがメジャーリーグであり、第二次世界大戦をはさむ期間に3つのプロ・マイナーリーグが存在した[1]が、現時点で北アメリカ内にセミプロリーグは多数あるものの統一的経営機構があるものはなく、NFLが普及を兼ねた育成リーグとして組織しているNFLヨーロッパのリーグ戦やカレッジフットボールに対してというより、人気のあるプロスポーツリーグという意味あいが大きい。
- サッカーのメジャーリーグサッカーはMLBにならって命名されたリーグであるが、MLBのような傘下の下位リーグはない。しかし、純然たる独立リーグのユナイテッドサッカーリーグは競技階層としては下位にあり、マイナーリーグ・育成リーグの機能を果たしている。
脚注
関連項目
外部リンク
マイナー・リーグ
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「ジャッキー・ロビンソン」の記事における「マイナー・リーグ」の解説
1945年にブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキーに誘われる。リッキーは優秀な選手を欲していたが、その供給源としてニグロリーグの黒人選手に求めた。スカウトのジョージ・シスラーからロビンソンの推薦を受けたリッキーはその確認に行き、現地で評判を調べた。耳にした批判は、黒人への差別にはたちどころに抗議をすることだった。 リッキーがロビンソンに最も求めたことは差別を受けた時に「やり返さない勇気を持つ」ことだったという。1945年8月23日に契約金3,500ドル、月給600ドルの契約でドジャースの傘下のAAA級モントリオール・ロイヤルズへ入団。その時にリッキーは「君はこれまで誰もやっていなかった困難な戦いを始めなければならない。その戦いに勝つには、君は偉大なプレーヤーであるばかりか、立派な紳士でなければならない。仕返しをしない勇気を持つんだ」とロビンソンに言い、右の頬を殴った。ロビンソンは「頬はもう一つあります。ご存じですか」と答えたという。10月23日、ロビンソンがモントリオール・ロイヤルズへ入団したことを発表した。なお当時は遊撃手であったが、送球に難があるため一塁手にコンバートした。 1946年2月10日にレイチェルと結婚。同年に長男、1950年に長女、1952年に次男が誕生。 1946年3月17日にアフリカ系アメリカ人として20世紀初の入場料を必要としたオープン戦に出場。オープン戦の期間中、ディープサウス地域では白人と黒人が一緒にプレイすることを禁止する条例があるところもあり、数試合が中止に追い込まれた。 1946年4月18日にインターナショナルリーグが開幕。ロビンソンは打席に立ち、黒人選手としてインターナショナルリーグでは57年ぶり、他の野球機構のマイナーリーグを含めても48年ぶりのことだった。この年、ロビンソンが記録した打率.349・113打点はリーグ1位で、打率は球団新記録となった。ロイヤルズはリーグ優勝を果たし、球団史上最多の80万人の観客を動員。プレイオフでも10月4日にロイヤルズの本拠地モントリオールで優勝し、ファンはこの勝利でロビンソンを抱きしめたり、肩に担ぎあげたりして他の選手と走りまわった。
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