ベトナム文学史要とは? わかりやすく解説

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ベトナム文学史要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/12/22 23:42 UTC 版)

ズオン・クアン・ハム」の記事における「ベトナム文学史要」の解説

本書ベトナム文学教科書である。編纂概要略号一覧結論、表、目録などが付されるほか、本文48章で構成される庶民文学中国の影響、各時代学術制度科挙試験フランスの影響書記言語問題など多く価値ある部分含んでいる。 著者ベトナム文学概括して紹介するために多く労力払った巻末には詳細行き届いた著者作品リスト著者作品索引がある。 チャン・ヒュー・ターは本書について 研究方法については完全に科学的とまでは言えないが、問題設定して筋の通った妥当な解決示している。収集した資料は豊富かつ正確である。本書ベトナム民族文化発見と保存にとって積極役割果たし…… と語っている。 ヒュー・ゴックは 本書構造極めてロジカルはっきりしている。資料扱い極めて科学的で、行論もしっかりしており、論理強固である。文言は(前代儒者世代駢文対句用いた長い文章大きく異なって)上品、明晰簡潔であり、(それは)ズオン・クアン・ハム現代的な文学史方法論会得した儒士であることを証明している…とりわけ、彼は(分類韻律、特に言語詩文チュノム文といった)我々の特色にとても注意払った。(時代以降の)各時代において、彼はしばし漢文チュノム文の両方について述べている。近現代文学扱った章では非常に開けた精神体現している。 2点だけ欠点がある:1/ 著者数人フランス哲学者作家具体的影響について、中国の影響について行ったほどには、充分に分析していない。2/著者魯迅ゴーリキーといった先進的作家言及せず、反植民地文学革命文学共産主義文学についても全く触れていない。これは当然ながら植民地政庁検閲制度の下で執筆されたからなのだが…… と評価している。

※この「ベトナム文学史要」の解説は、「ズオン・クアン・ハム」の解説の一部です。
「ベトナム文学史要」を含む「ズオン・クアン・ハム」の記事については、「ズオン・クアン・ハム」の概要を参照ください。

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