ヒーロー作品
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特撮作品に関しては一般的な「完全無欠のヒーロー像」に懐疑的で、トラウマを抱えていたり、だらしない生活態度だったり、打算的だったりする者を主人公に、あるいは主人公周辺の重要人物に配する傾向がある。これらに限らず、登場人物には、自己中心的だったり、人に明かせない何かを抱えていたり、協調性に難があったり癖の強いキャラクターが多いと一般に評されており、立場上は味方同士の筈なのに私情でいがみ合ったり、敵味方問わず一致団結が困難であるケースが多い。また、それを発展させて敵対関係にある筈の人間たちが利害の一致から休戦協定をして共闘するなど、単なる善悪二次元論では語れないストーリーも数多くある。 井上自身は一般ドラマでは書けないような内容ができるから悪役のほうが好きだと述べており、悪には悪の美学があるべきであるとしている。また現実とは違う世界を舞台に書きたいキャラクター、面白いキャラクターが書ければそれで良いというスタンスであり、ドラマに相応しい内容を自然と書いているだけでテーマ性などは意識していないとしている。 しかし、そういった登場人物をアンチテーゼとして配置する一方で、「正義・愛・勇気・友情とは何か」という普遍のテーマに独自のカタルシスを加えて、説得力のある展開に昇華させる手腕にも定評がある。 登場人物の破滅を描く際には、たとえその破滅が自業自得であったとしても、視聴者の共感を呼ぶ印象的な場面を用意するケースが多い。『鳥人戦隊ジェットマン』のトランザ、『シャンゼリオン』の黒岩省吾、『アギト』の榊亜紀、『龍騎』の芝浦淳や佐野満、『555』の草加雅人及び北崎、『剣』の桐生豪、『ジオウ』の北島祐子など、一度は頂点に立つも自身の過剰な性格が災いし自業自得ではあるが壮絶な末路を遂げる者が多く、従来の「ヒーローが敵を倒す」という図式からは逸脱している。これについてはギリシャ神話のイーカロスのような「滅びの美学」が英雄(ヒーロー)には必要という信念からであるという。これらの作風は共同執筆した後輩の脚本家である小林靖子、米村正二、石橋大助などの作風にも大きな影響を与えた。 音楽を嗜むキャラクターを登場させたり、音楽が重要な役割を果たすストーリーを書くことが多いが、これについては井上自身が特に音楽が好きなわけではなく、ムードを高めるためとしている。食事シーンが多いのも特徴で、平成仮面ライダーシリーズのように食品関係の関連商品が多い作品では顕著に表れている。
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ヒーロー作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/17 13:58 UTC 版)
ガッツ1 英雄の友人を助けるために、炎尾プロメンバーでヒーローショーを行った。ロボット:ビックガッツ(ヒーローショーの前の回に、伏線として登場。) キャラ:ガッツ1 キャラ:グレイトフレイム キャラ:ギャラクシーフレイム キャラ:ビッグバンフレイム タイトル不明(戦隊シリーズの1つ) ピンク役の桃香は、番組終了後に、漫画家となる。大哲が見ていた作品。
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