パソコンとして
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/20 14:23 UTC 版)
Turbolinux FUJIをベースとして、Live CDのようにハードディスクドライブにインストールすることなしにオペレーティングシステムを起動する。同等のコンセプトではUSB-knoppixなどがあるが、USB-knoppixがユーザーの環境に合わせて比較的自由にアプリケーションのインストール・カスタマイズが行えるのに対し、wizpyOSはシステム領域の多くの部分が書き込み不可とされており、カスタマイズはターボリナックス社で提供しているアプリケーションをインストールすることで行うというスタンスである。 特徴 起動には、PCのBIOS設定を変更してUSBデバイスを優先させることによりwizpyOSをブートさせる。基本的にはUSB-HDD扱いでPCに認識されるが、wizpy本体の設定を変更することでUSB-CDROMとして認識させることも可能。また、USBデバイスからのブートをサポートしていない機器の為に、専用の起動CDからUSB機器を認識させた後にwizpyOSを起動させる手段、PCに『grub for DOS』を事前にインストールすることにより、ブート時にwizpyを認識させる方法が用意されている。 起動したマシンのハードディスクの中身は原則見えない。 wizpyOS起動中のサウンド出力は、PCのサウンドデバイスは一切利用せず、wizpy本体をUSBオーディオとして動作させることでwizpy上のヘッドフォン端子から出力する。 アプリケーションのインストールは、ターボリナックス社で提供されているamaパッケージのもののみ可能。RPMパッケージなどからのインストールは不可。 amaパッケージはsquashFS形式をベースにした圧縮ファイルであり、amaはwizpyOS起動時に自動でマウントされる。amaにアプリケーションで必要なライブラリなどを内包させることで、共有ライブラリの依存問題に囚われることなく、任意でアプリケーションの追加・削除ができる仕組みになっている。 ターボリナックス社より公開されている『wizpyOSアプリケーション開発キット』で独自のamaパッケージの作成が可能。開発キットはTurbolinux FUJI環境で動作する。 wizpyOS上における、wizpy本体のファームウェア及びプリインストールされているアプリケーション等の一括アップデート wizpy製品登録ユーザー向けのネットワークストレージサービス(500MBまで)の利用が可能だったがこのサービスは既に終了している。http://www.wizpy.jp/index.php?action_info_detail=true&category=1&number=178 プリインストールされている主なアプリケーション ウェブブラウザ(Firefox) 電子メールクライアント(Thunderbird) オフィスソフト(OpenOffice.org ※4GBモデルのみ。2GBは別途インストール) 日本語入力システム(ATOK) Skype 音楽再生(Amarok) 画像ビューア(showimg) メディアプレーヤー(Turboメディアプレーヤー ※wmvの再生が可能) RealPlayer DVDリッピングツール(TurboRip) PDFビューワー(Adobe Reader) Adobe Flash Java Runtime Environment ricoh fonts
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