ハコフグとは? わかりやすく解説

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はこ‐ふぐ【箱河豚】

読み方:はこふぐ

ハコフグ科海水魚沿岸にすみ、全長30センチ。体は断面四角形体色黄色黄褐色で、各鱗板(りんばん)に青色点がある。本州中部以南分布。《 冬》

フグ目ハコフグ科海水魚総称。体は多数鱗板からなる堅い甲に包まれ横断面四角形ないし五角形箱形腹びれはない。肉・内臓無毒。ハコフグ・ウミスズメなど。


ハコフグ

学名Ostracion immaculatus 英名:Bluespotted boxfish
地方名コゴメフグ 
脊椎動物門硬骨魚綱フグ目ハコフグ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D 料理

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
岩礁サンゴ礁域にすむ。単独であるが、時には23尾で群れをつくる。体は6角形の骨板でできた固い箱でおおわれており、横断面はほぼ四角形である。雄では背中鮮やかな青色だが、雌や若魚では青くない。また、体の骨板に眼の瞳こう大の白い点がある。体表毒性のある粘液おおわれるが、肉は毒はもっていないので食用となる。小さ甲殻類、貝類ゴカイ類などを食べる。

分布:岩手県九州南部台湾 大きさ:30cm
漁法:  食べ方: 

コンゴウフグ

学名Lactoria cornuta 英名:Box fish
地方名ウミスズメ、ハコフグ 
脊椎動物門硬骨魚綱フグ目ハコフグ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 動画 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
水深50m以浅の沿岸(特にサンゴ礁岩礁)の海藻生えているところに多く生息する。体の横断面五角形である。眼の上と腹部後方にあるとげが長く金剛杵こんごうじょ)という古代インド武具かたどった仏具似ているためにこの名が付いた尾びれが他のハコフグ類よりも極端に長い単独行動する皮膚粘液毒をもつ。これといって利用されていない日本では成魚はあまり獲れない

分布:伊豆半島以南インド・太平洋 大きさ:30cm
漁法:  食べ方: 

函河豚

読み方:ハコフグ(hakofugu)

ハコフグ科海水魚

学名 Ostracion cubicus


箱河豚

読み方:ハコフグ(hakofugu)

ハコフグ科海水魚

学名 Ostracion cubicus


箱河豚

読み方:ハコフグ(hakofugu)

ハコフグ科海魚箱形カメ甲形模様がある

季節

分類 動物


ハコフグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/08 03:31 UTC 版)

ハコフグ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: フグ目 Tetraodontiformes
: ハコフグ科 Ostraciidae
: ハコフグ属 Ostracion
: ハコフグ O. immaculatum
学名
Ostracion immaculatum
Temminck & Schlegel, 1850
シノニム
  • Ostracion immaculatus Temminck & Schlegel, 1850
英名
bluespotted boxfish
immaculate boxfish

ハコフグ(学名:Ostracion immaculatum)は、ハコフグ科に分類される魚類の一種[2]西太平洋に分布する。

分類と名称

1850年にコンラート・ヤコブ・テミンクヘルマン・シュレーゲルによって Ostracion immaculatus として記載され、タイプ産地は日本とされた[3]

属名は「小さな箱」を意味し、基準種であるミナミハコフグの体の形を示している。種小名は「斑点のない」を意味し、アルコールで保存すると斑点が消失することに由来する[4]

形態

成魚は黄色い体で背面は青く、甲羅を形成する板状鱗には淡い青色の斑点がある。幼魚は明るい黄色で、小さな淡い青色と黒色の斑点があるが、成長するにつれて黒色の斑点は薄くなり、青色の斑点が広がる。体長は25cmに達する[5][6]

分布と生息地

北海道南部の沿岸から南は台湾韓国から香港までの東アジア沿岸に分布する[1]。日本では北海道から屋久島までの太平洋側、青森県から九州までの日本海東シナ海側で見られる[6]。水深1-60mの岸近くの岩礁に生息する[1]

生態

1匹の雄と3-4匹の雌からなる小さな群れで生活している[1]。刺激を受けると毒性のある粘液を分泌する。またパリトキシンを持つ場合もある[6]

人との関わり

硬い体を持つため食用となることは少ないが、長崎県では「かっとっぽ」という料理に利用される[7]

出典

  1. ^ a b c d Williams, J.T. (2024). Ostracion immaculatum. IUCN Red List of Threatened Species 2024: e.T193682A2259588. https://www.iucnredlist.org/species/193682/2259588 2025年2月8日閲覧。. 
  2. ^ Nelson, J.S.; Grande, T.C.; Wilson, M.V.H. (2016). Fishes of the World (5th ed.). Hoboken, NJ: John Wiley & Sons. pp. 518–526. doi:10.1002/9781119174844. ISBN 978-1-118-34233-6. LCCN 2015-37522. OCLC 951899884. OL 25909650M 
  3. ^ CAS - Eschmeyer's Catalog of Fishes Ostracion”. researcharchive.calacademy.org. 2025年2月8日閲覧。
  4. ^ Christopher Scharpf (2024年12月12日). “Order TETRAODONTIFORMES: Families MOLIDAE, BALISTIDAE, MONACANTHIDAE, ARACANIDAE and OSTRACIIDAE”. Christopher Scharpf. 2025年2月8日閲覧。
  5. ^ Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2024). "Ostracion immaculatum" in FishBase. June 2024 version.
  6. ^ a b c 萩原清司 (2018)「ハコフグ」中坊徹次(編/監修)『小学館の図鑑Z 日本魚類館』p.474、小学館、ISBN 978-4-09-208311-0
  7. ^ ハコフグ | 魚類 | 市場魚貝類図鑑”. ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑. 2025年2月8日閲覧。

関連項目


ハコフグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/24 08:56 UTC 版)

さよなら! ハコボーイ!」の記事における「ハコフグ」の解説

ハコフグのような姿になる。WORLD-7クリア後に購入できる

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