ヌエバグラナダ共和国時代からコロンビア合衆国までとは? わかりやすく解説

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ヌエバ・グラナダ共和国時代からコロンビア合衆国まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 19:36 UTC 版)

コロンビアの歴史」の記事における「ヌエバ・グラナダ共和国時代からコロンビア合衆国まで」の解説

分離独立後は政情不安定な時期長期及んだが、文民統治原則維持され続けたまた、政党間の対立小康状態になるも、両党ともに支持基盤富裕層保守党ローマ・カトリック教会および大地主自由党新興企業家)のため、農民などに対す圧政続き政党間の争い複雑に絡み合い経済的に安定した発展遂げたが、政治的に依然不安定な社会情勢続いた1832年亡命先からサンタンデル帰国しヌエバ・グラナダ共和国大統領就任した。この時代には保護貿易により産業発展し奴隷貿易廃止され公教育拡充するなど連邦的な政治進んだまた、1840年代には後に主産業となるコーヒー栽培され始めた政治面ではこの時期大コロンビア時代から続く中央集権派と連邦派が、保守党自由党組織し直された。1849年には商人職人新興ブルジョワジー小農などの連邦派が自由党結成し同年これに対抗して貴族大地主教会などを支持基盤保守党結成された。これにより現在まで続く二大政党制確立したが、両党は寡頭支配体制維持という点で共通していた。 1849年から1853年まで大統領務めた自由主義者のホセ・イラリオ・ロペスはイエズス会追放教会財産の没収黒人奴隷制の廃止などの反教会自由主義政策を採った。これ以降1880年までコロンビアでは自由主義政権が続くことになる。自由主義政権自由貿易をも望み1855年に「手工業共和国」と呼ばれたホセ・マリア・メロ将軍政権打倒されると、保護貿易廃され自由貿易導入され育っていた工業基盤壊滅した。これ以降他のラテンアメリカ諸国同様にコロンビアでもイギリス資本による経済支配が進むことになる。 1857年には自由主義者マリアーノ・オスピナ・ロドリゲスが大統領になり、1858年にはロドリゲスの手によりグラナダ連合発足した。しかしロドリゲスイエズス会帰国認めて教会特権復活させ、中央集権化を図るなど自由主義掲げながらも保守化したため、1861年自由主義者だったカウカ州知事のトマス・シプリアーノ・ド・モスケラが蜂起し7月にはボゴタ入ってロドリゲス追放した。こうしてモスケラが政権を握ると、1863年成立したリオ・ネグロ憲法では自由主義的な内容採択されグラナダ連合各州外交権を持つ八州からなる連邦制国家コロンビア合衆国となった。この自由主義時代首都ボゴタでは科学文芸発展見せボゴタは「南米アテネ」と呼ばれるようになった 1880年保守派のラファエル・ヌニェス(スペイン語版英語版)が自由党右派保守党推され大統領になると、ヌニェススペイン独立承認させ、国立銀行建設して経済安定図った。こうしてヌニェス時代ククタ周辺でのコーヒー栽培拡大によりコロンビアの主産業コーヒー輸出となり、イギリス資本によって鉄道網拡大していき、欧米依存的な経済構造確立した1884年再選されヌニェス連邦制廃止しようとし、政治教育カトリック教会参加することを認めたため、1885年には自由主義者反乱起こし内戦勃発したヌニェスこの内戦に勝利すると、1886年リオ・ネグロ憲法放棄されて、カトリック教会国家同盟中央政府権限拡大大統領の任期を六年に延長中央集権主義などを盛りこんで教権の強い中央集権的な憲法改正がなされ、ここで現在まで続くコロンビア共和国成立した

※この「ヌエバ・グラナダ共和国時代からコロンビア合衆国まで」の解説は、「コロンビアの歴史」の解説の一部です。
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