ヌエバ・エスパーニャ副王（1期め）
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1585年からヨーロッパに住んでフィレンツェ大使の任にあったが、当時のヌエバ・エスパーニャ副王であるビリャマンリケ侯爵アルバロ・マンリケ・デ・スニガ（英語版）の統治に関する悪評が伝わると、1589年にスペイン王フェリペ2世はメキシコの事情に通じたベラスコを副王に任命した。1590年1月25日にベラスコはメキシコシティに入った。 1591年に北方のチチメカとの戦争を終結させた。チチメカの地にトラスカラ人を入植させ、遊牧民であったチチメカを定住させた。 ベラスコは先住民の扱いを改良したが、フェリペ2世は富を得るために先住民に特別の税を課すように要求し、このことが先住民とフランシスコ会による抵抗を招いた。 ベラスコはメキシコシティの開発を行った。王立病院を建設し、当時のメキシコシティの西端にアラメダ・セントラル公園を建設した。 1595年、ベラスコはフアン・デ・オニャーテに北部（今のアメリカ合衆国ニューメキシコ州）の探検を依頼した。
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ヌエバ・エスパーニャ副王（2期め）
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1604年12月8日にリマを去り、その後は公務から引退していたが、1607年に再びヌエバ・エスパーニャ副王に任命された。 2期めのヌエバ・エスパーニャ副王時代、メキシコシティの洪水対策として1607年に北のウェウェトカ（英語版）に排水路を設けた。またテスココ湖の干拓を開始した。 日本との外交関係を持ったのもこの時期である。ベラスコは表向き日本がフィリピン前総督ロドリゴ・デ・ビベロを救助したことへの返礼として1611年にセバスティアン・ビスカイノを日本への使節として派遣したが、ビスカイノには金銀島探検、日本沿岸の測量調査、キリスト教容認運動が任務として課された。
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