トリシア先生シリーズ
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『トリシア先生』シリーズ(トリシアせんせいシリーズ)は、南房秀久の執筆によるライトノベル(小説)のシリーズ。また、同作者の手による外伝作となる児童文学作品に「トリシアシリーズ」がある。そのため、当項目ではこの2シリーズおよび、それらから派生したシリーズ作品を扱う。
- ^ トリシアQ&Aコーナー第1回より
- ^ 2009年発刊の『トリシア先生、大逆転!?』から翌年の『トリシア先生と奇跡のトビラ!』(エンタティーン倶楽部版の最終巻)までにおける初版帯ではこの呼称が使われている。
- ^ 苛烈な児童労働や産業公害、レンの家族の安楽死、トリシアの両親の敵に対する復讐心、トリシアの職業意識から来る鈍った精神(医師のため流血や内臓に関わる話を食事中にもかかわらず慣れで話す)など
- ^ カバー折り返しに「クライマックス!」とアナウンスされ、初版に挟み込まれているアンケート葉書に『完結』とアナウンスされている。
- ^ 従来のシリーズで書名となっていた各書籍の独自タイトルはサブタイトルとなった。
- ^ a b 『トリシアは魔法のお医者さん 10 ふたりのキズナと船の旅!』p.157欄外
- ^ 『竜の騎士と伝説の名医』の書籍帯において「トリシアシリーズ フィナーレ」と銘打たれており、公式サイトでも同書を「最終巻」として扱っている
- ^ 『竜の騎士と伝説の名医』P.191
- ^ a b 『トリシア先生シリーズ』での表記。『トリシアシリーズ』では、トリシアのケースでは単に妹および両親ともども、ひき逃げされただけに。レンのケースでは親が貴族への寄進(賄賂)を拒んだために家族もろとも牢屋行きとなり親と姉は獄中死してレンだけが生き残るように、それぞれリライトされている。
- ^ 平民出身であるため苗字を持たない。本作の世界観で苗字を持つのは王族・貴族・特別の働きを持つ者(国の仕事を引き受けた手柄により貴族や王族に苗字を名乗ることを許された者)などに限られる。
- ^ ただし、この伝説には2通りの解釈があり、一方の解釈では「癒しの巫女」は「仙境を滅ぼし世界を滅ぼし、全てを無に返す存在」だが、もう一方の解釈では「精霊たちや人間たちの原罪を洗い流し世界を救う存在」である。精霊の強硬派(この世界の多数派)は前者を信じ、レンたち(この世界の少数派)は後者である事を信じる事となる
- ^ リライトされた『新トリシア先生シリーズ』では、セルマやソリスに「強引すぎる」「そんな事をしていたらますます嫌われる」と忠告され「パット」と呼ぶのを控え他の人々と同様に「トリシア」と呼んでいる(実際には児童書のシリーズであるため、主人公の呼称が全人物において一定していないと、年少の読者が混乱してしまうがゆえの措置[要出典])。
- ^ a b キャットの本名のうち「プランサス」は「プリンセス」、すなわち「姫君」の意。また「オルクシア」は王家の人間として持つ非嫡子としての優遇爵位である。一方でアムの持つ「アムリオン」の名は嫡子(第1位王位継承者)である事を意味する名前のため、本来、現時点で次女として非嫡(家を継がない)者であるキャットには名乗る事が許されない名である。
- ^ 『月蝕紀列伝シリーズ』に出てくる魔導師で、同シリーズの主人公の一人。
- ^ 『まだまだ修行中!』182ページ
- ^ 『月蝕紀列伝』シリーズの主人公とヒロイン。トリシアの時代ではセイル・グレイ同様に伝説の英雄とされる。
- ^ とはいえ同時に市井の問題を部下任せにせず自らの目で人知れず実地調査しているのだが。
- ^ アムいわく「3回は死刑にできる」重罪。
- ^ 実は名付けたのは幼い頃のトリシア
- ^ 主に人工物などの人に「作られた」存在。こうした存在に対しては、相手が「自らの気持ちを伝えたい」と思わない限り、その意思を疎通させることができない。
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