デルトラ王室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 14:44 UTC 版)
アディン デルトラ初代国王。鍛冶屋であった。夢のお告げで鋼のベルトを作り、各部族に護石をベルトに収めるよう懇願した。デルトラ中央の平原で勃発した「デルトラの戦い」で勝利。影の大王軍を駆逐し、デルトラ王国を建国する。彼の冒険は「デルトラの伝説」で見ることができる。 ツァーラ アディンの王妃で、トーラ族出身。アディンは彼女を愛し、彼女もまた彼を愛した。以来デルトラ王家は、トーラ族から結婚相手を選ぶのが伝統となる。5人の子宝に恵まれ、長子が王位を継承する。 エルステッド国王 アディンの孫(『沈黙の森』の日本語版ではアディンの曾孫と訳されている)。食べてばかりの生活で肥満体型になり、主席顧問官アグラの進言で、ベルト着用を儀式の時のみとし、後世、デルトラ王国が影の大王の手に陥落する切っ掛けを作ることとなった。 バラム エルステッド国王の弟。主席顧問官の発言に度々反対したため、主席顧問官の術中にはまり、顔面に大火傷を負い、仮面を着けるようになった。エルステッド国王の飲み物に毒を仕込んだ容疑で捕まりそうになり、命からがら逃げ出した。その後、旅芸人を集めて「仮面一座」を設立し、初代座長になる。子孫にベス・ファドレラ母子がおり、エルステッド国王の直系子孫であるリーフと出会っている。 アディーナ女王 エルステッド国王の長女。父に倣い、デルトラのベルトは在位中5回しかつけなかった。 ブランドン国王 アディーナ女王の子。マナス曰く、美のわかる人。在位中、3回しかデルトラのベルトをつけなかった。主席顧問官の助言で、ララド族の力を借りてデルの丘に巨大な城を築いた。それ以降、王族の安全を考慮して、王族は外出しないことが掟になる。また、これ以降、デルトラのベルトは即位式のときのみ装着となる。 ルカン国王 ブランドン国王の子で、彼の治世にデル城が完成。探検家ドランに『デルトラ王国探検記』を作らせた。主席顧問官はドラーム。 ガレス国王 ルカン国王の子。ドランの教えを小さい頃から受けていた。ドラームの妨害により、『デルトラ王国探検記』を読むことはなく、ガレス国王に眠りについた竜を起こしてもらうというドランの願いはついえた。 エルスペス女王 オルトン国王の曾祖母。この時代に『デルトラ年鑑』の制作が禁止された。また、この頃に魔女テーガンが出現した。 リリア女王 オルトン国王の母親。 オルトン国王 エンドン国王の父親で、リリア女王の長男。熱病が原因で王妃と共に急逝したと思われていたが、実はプランディンに暗殺されていた。 エンドン国王 声 - 松本保典(少年時代 - 本田貴子) デルトラ王国の国王でジャードの親友。父オルトン国王の逝去(実際は暗殺)に伴い、若くして即位する。しかし、在位7年目に主席顧問官の謀反でデル城が陥落し、妃シャーンと共に城を追われてしまった。在位の時は主席顧問官の策略で国の荒廃を知る事はなく、それゆえ王に見捨てられたと感じていた国民の信頼を失っており、彼がベルトを装着しても反応しない。 城を脱走後、どこか遠くへ落ち延びたと思われていたが、デルの街で、鍛冶屋のジャードとして、妻のシャーン(アンナと名乗っていた)と息子のリーフと暮らしていた。リーフが10歳のときに倒木の下敷きになり、足が不自由になったため、7つの宝石を取り戻す旅をリーフとバルダに委ねた。最終決戦では自身も影の大王相手に戦うが、致命傷を負い、国をリーフ達に託し生涯を終える。 シャーン王妃 声 - 寺田はるひ エンドン国王の王妃でトーラ出身。デル城の塔で、窓からプランディンを突き落とし、エンドン国王と共に城を脱出した。このとき既に王の子を身籠っており、その子供がベルトを身に着けるとデルトラは影の大王の圧政から解放される。城を脱走後、どこか遠くへ落ち延びたと思われていたが、デルの街で、織師のアンナとして、夫のエンドン(ジャードと名乗っていた)と息子のリーフと暮らしていた。
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