タシール知事暗殺事件とは? わかりやすく解説

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タシール知事暗殺事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/22 09:57 UTC 版)

タシール知事暗殺事件(タシールちじあんさつじけん)は、2011年1月4日パキスタンパンジャブ州サルマン・タシール英語版知事が暗殺された事件。




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タシール知事暗殺事件

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/22 06:52 UTC 版)

アーシア・ビビ事件」の記事における「タシール知事暗殺事件」の解説

2011年1月4日首都イスラマバードでサルマン・タシール知事が自らの警護官ムムターズ・カドリに銃撃され死亡した犯人26発もの銃弾知事身体撃ち込んだ。レーマン・マリク(英語版内相によると、殺害動機は「知事イスラム教対す冒涜罪を批判したため」とのことであった実際、タシール知事政治家なかでも最も積極的にアーシア・ビビを擁護し冒涜罪の見直し訴えたことで、保守派過激派激し怒り買っていた。北西部の南ワジリスタン活動するイスラム武装勢力パキスタン・タリバン運動」の司令官は、『ニューズウィーク』誌の取材応えて、「タシールを殺した警護官タリバン支配地域逃げてくればいい。われわれは口づけ出迎えるだろう」、「この問題はタシールの殺害終わらない一般パキスタン人タリバン怒り燃えている。その対象は、マスコミ人間や、冒涜罪の見直し運動主導した女性議員含まれる」とした。 翌5日タリバンイマームらの警告にもかかわらず厳戒体制下の州都ラホール行われたタシール知事葬儀には数千人が参列したヒラリー・クリントン国務長官当時)は、知事の死を「大きな損失だ」とし、「タシール知事にはパキスタンで会う機会があり、彼の寛容促進のための活動パキスタン今後世代教育活動称えた米国今後パキスタンに平和と安定性もたらすための政府国民活動支援する」と発表した一方で多くイスラム教徒犯人英雄視し、犯行称賛したパキスタンフェミニスト人権運動家でノーベル平和賞受けたマララ・ユスフザイは、自著でこの件に触れて、「裁判では、法廷現れ犯人を、法律家たちがバラシャワー迎えたという。さらに、亡くなった知事通っていたモスクイマームは、知事のために哀悼祈り捧げることを拒んだザルダリ大統領葬儀参列しなかった。パキスタンはどんどんおかしくなっていく。殺人犯花びら讃えるなんで、どう考えてもおかしい」と語っている。 さらに、同年8月26日には、タシール知事息子シャバズ・タシールが銃を持った男らに拉致され以後5年近くわたって拘束された。拉致犯はタシールと引き換えにムムターズ・カドリの解放求めていた(シャバズ・タシール拉致事件英語版))。

※この「タシール知事暗殺事件」の解説は、「アーシア・ビビ事件」の解説の一部です。
「タシール知事暗殺事件」を含む「アーシア・ビビ事件」の記事については、「アーシア・ビビ事件」の概要を参照ください。

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