ソルカン・シラ
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ソルカン・シラ(モンゴル語: Sorqan Šira)は、13世紀初頭にチンギス・カンに仕えたスルドス氏出身の千人隊長。『元朝秘史』では鎖児罕失剌、『聖武親征録』では梭魯罕失剌と記される。
- ^ この間の経緯は『元朝秘史』と『集史』で異なり、『集史』ではソルカン・シラ自身が家に連れて行ったことになっているのに対して、『秘史』は水たまりから逃れたテムジンが捕らえられていた頃ソルカン・シラの息子達に優しくされたことを思い出し、彼等なら自分を匿ってくれるだろうと考え、ソルカン・シラの家を訪れたという筋書きになっている。
- ^ 村上1970,125-130頁
- ^ 志茂2013,664-665頁
- ^ 『元朝秘史』はソルカン・シラらの投降をクイテンの戦い後のこととするがこれは誤りで、『集史』『聖武親征録』に従って十三翼の戦い後の1190年代のこととするのが正しいと考えられている(吉田2019,216-226頁)
- ^ 村上1970,331-332頁
- ^ 村上1972,342/366頁
- 1 ソルカン・シラとは
- 2 ソルカン・シラの概要
- 3 参考文献
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