チラウンとは? わかりやすく解説

チラウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 18:26 UTC 版)

チラウンČila'un、生没年不詳)は、モンゴル帝国初期の武将。四駿と讃えられた、モンゴル帝国建国の功臣の一人。『元朝秘史』などの漢文史料では赤老温(chìlǎowēn)とも表記される。スルドス氏出身のソルカン・シラの子。兄のチンバイとともに、幼少期のチンギス・カンの苦境を救った逸話で知られる。


  1. ^ C.M.ドーソン『モンゴル帝国史』1巻、52頁
  2. ^ 志茂2013,664-665頁
  3. ^ 杉山2004,481-482頁
  4. ^ 志茂2013,668頁
  5. ^ 『元史』巻95食貨志3など。
  6. ^ 松田1988,93-96頁
  7. ^ 志茂2013,673頁


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チラウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/27 09:09 UTC 版)

四駿四狗」の記事における「チラウン」の解説

詳細は「チラウン」を参照 スルドス部の人。父のソルカン・シラは『元朝秘史によればタイチウト部遊牧集団加わっており、少年時代テムジンチンギス・カン)がタイチウトに捕えられたとき、チラウンとチンバイ兄弟は父を説得して彼をかくまって逃がしてやったとされるソルカン・シラタイチウト部モンゴル部滅ぼされた後チンギス・カン迎えられ千人隊千戸)を与えられた。チラウンは数々戦役従軍して功をあげ、父の死後千人隊引き継いだが、外征にあまり活躍することなく早く没した。『集史』などのペルシア語史料ではچيلاوغوان بهادر(chīlāūghān bahādur)、『元朝秘史』などの漢文史料では赤老温とも表記される

※この「チラウン」の解説は、「四駿四狗」の解説の一部です。
「チラウン」を含む「四駿四狗」の記事については、「四駿四狗」の概要を参照ください。

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