ソフトバンク網によるサービス
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「WILLCOM CORE 3G」の記事における「ソフトバンク網によるサービス」の解説
ウィルコムの会社更生法申請の影響で、WILLCOM CORE XGPサービスが受け皿会社であるWireless City Planningが譲受する見通しになった事で、同方式の繋ぎサービスではなくなる可能性が高まったこと。このから、当初の期限である2012年12月31日以降も提供可能となるよう、当サービスのMNOにあたるエヌ・ティ・ティ・ドコモに対して交渉していると報じられていた。 その後、ソフトバンクモバイルの役員陣がウィルコムの管財人・管財人代理に送り込まれた影響などもあり、2010年9月27日、同年10月1日よりソフトバンクモバイル・3G ハイスピード網を利用したサービスを新設すると発表した。ただし、従来の端末ではソフトバンクモバイル網を利用したサービスは利用できないため、切り替えを希望する場合は同じ型番のものであっても新規に端末の購入が必要となる。この発表時点での対応端末は、HX004IN、HX007ZT、WS027SH (ただし、新ウィルコム定額プランGS対応版) とされ、HSUPAの最高速度は、MAX1.4Mbpsとなる。 ソフトバンクモバイル網を利用した場合の当サービス用電話番号は、ソフトバンクモバイルの関東・甲信越エリア (旧ジェイフォン東京の営業地域) 用に確保されている番号帯の中から割り振られる。これは、EMOBILE 4G-Sなどと同様。 これに伴い、2010年9月29日に、従前からのドコモ網利用のサービスの店頭受付を同年9月30日で停止すると発表されたが、(このタイミングでは) ドコモ網を利用したサービスの終了については現時点では予定されていない。したがって、新プランで用意されていない個人向けのサービスは、同年10月以降、当面店頭では新規契約できなくなる。 原則、利用に応じて付加されるウィルコムサポートコインサービスのポイント付加対象外である。ただし、基本料金にPHS利用分の定額分に3G回線の利用料がバンドルされている場合などは、一部に例外がある。 2010年12月1日付で、正式にウィルコムがソフトバンクグループとなったことに伴い、当面はウィルコムにおけるデータ通信は法人向けに特化して、個人向けには、ソフトバンクモバイルが2011年開始予定のULTRA SPEEDの利用などを勧めていく方針であるとしている。 2011年4月より、ULTRA SPEED網対応のサービスが開始され、事実上SoftBank 004ZをウィルコムブランドにリモデルしたHX008ZTが対応端末の初号機として発表されている。2011年10月7日、SoftBank 007Zをウィルコムブランドにリモデルした007Zが発売開始され、名実ともに個人名義で単独データ端末としての契約が可能となった。この端末は、イー・アクセス網も使えるデュアルモード端末となる。 2012年6月21日より、PHS/3Gデュアルモード対応スマートフォンWX04Kの発売に合わせて、3G回線による音声通話サービスの提供を開始した。いわゆるキャリアメールのドメイン名は、wcm.ne.jp。2014年8月以降にアドレス変更を行った場合のドメイン名は、ymobile.ne.jpとされる。なお、当端末ではソフトバンクモバイルを含めた他社からのMNP転入や転出も可能となっているが、2014年10月よりPHS番号も対象となる以前は、3G用番号のみの対応だった。 2013年7月には、従来のサービスに加えてWireless City PlanningのAXGP網も利用可能なWX10Kが発売された。こちらのブランド名称については明らかにされていない。 2014年8月、Y!mobileブランド発足に伴い、約款上、WX04K、WX10Kなどの3G/PHSデュアルモード端末は「電話サービス (タイプ3)」、201HWなどの3G音声シングル端末は、EMOBILE 4G-S同様、「電話サービス (タイプ1)」、データ単体契約は「ウィルコム3G契約」の扱いとなった。タイプ1・3ともに、AXGPサービス利用可能なものを含む。なお、PHSとスマートフォンの2台セットのケースとデータ単体契約の持ち込み新規加入は、ワイモバイルとなってからは不可とされている。タイプ3契約は、2015年9月30日を以て新規受け付け停止となっており、新規の契約が不可となっている。ソフトバンク株式会社がソフトバンクモバイル時代にULTRA SPEEDとして開始したネットワーク網がLTE網に転換されることになっており、当該周波数にしか対応していない端末については、使用不可となり、ソフトバンク株式会社のBand 1/8とのUMTSトライバンド対応機については、速度の低下が実施される予定。
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