セフィラ関連
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 03:56 UTC 版)
セフィラ 天界に存在する「世界の全てを世界たらしめている樹」セフィロトの樹に生るという世界組成の宝珠。各世界もまた対応するセフィラがあり、「地球はエンテ・イスラに一番近く、隣り合っている世界」。セフィラ達の役割は人類に危機が訪れたとき、致命的な大絶滅を防ぐために人類を助けることにある。地球のセフィロトは聖や魔のどちらにも傾いてない完成した世界となり、種子も次世代に継承されたが、エンテ・イスラのセフィロトは継承の断絶によって乱れており、一部のセフィラは砕かれ欠片が散逸している。その大元の原因を引き起こしたのが天使達であるため、セフィラの欠片から生まれた子供たちは彼らを快く思っていない。 9巻でサリエルが言うには”天界はエンテ・イスラに本物の神が現れることを邪魔しようとした”らしく、それによりセフィロトの木に手を出した模様。セフィラは聖法気を内包しており、聖なるものと作中人物達には思われていたが、魔力にも反応することがエンテ・イスラ編において明らかとなった。また化身である子供たちと融合可能な「ヤドリギ」となれる者には、何らかの条件が存在する。 元々セフィラの樹は「人類」の進化を促すための存在であり、人類がある程度の進化を遂げると種子たる宝珠を産み出し、その役目を終える。セフィラの樹の力の根源は人間の精神エネルギーだが、エンテ・イスラでは「聖法気」という形で消費され続けている。聖法気や魔力の存在自体がセフィラの乱れによる副作用であり、有限である精神エネルギーはいずれは枯渇し法術を使用できる人間が減っていく。故にセフィラの子供達が天界に戻らぬ場合、最終的にエンテ・イスラの全体の出生率が落ち緩慢に滅びていくことが志波により示されている。 なお、エンテ・イスラのセフィラの設定はセフィロトの樹にアレンジを加えた、この作品独自のものである。ケテル 魂・思考・想像を司る。対応数字は1、宝石はダイヤ、色は白、惑星は冥界王の星、守護天使はメタトロン。 コクマー 知恵を司る。 ビナー 理解を司る。色は黒。 地球においてのセフィラ・ビナーの化身は「マムリド」こと大黒天智。天祢の父である。 ケセド 慈悲・神の愛を司る。対応数字は4、金属は錫、色は青、惑星は天雷王の星、守護天使はツァドキエル。 ゲブラー 峻厳・神の力を司る。対応数字は5、宝石はルビー、鉱石は鉄、色は赤、惑星は戦火王の星、守護天使はカマエル。このセフィラ、もしくはその欠片に意志が宿った存在がイルオーンである。 ティファレト 美を司る。色は濃い黄色(山吹色)。 ネツァク 勝利を司る。 ホド 栄光を司る。 イェソド 基礎・精神・自我を司る。対応数字は9、金属は銀、色は紫、惑星は天蒼星、守護天使はガブリエル。 この欠片に意志が宿った存在がアラス・ラムスとアシエス・アーラの姉妹である。恵美の聖剣や千穂の持つ指輪にはめ込まれた石をはじめ、かなりの欠片に分かれている模様。 マルクト 王国と物質を司る。対応数字は10、宝石は水晶、色は明るい黄色やオリーブ色など複数、惑星は命の大地=エンテ・イスラ。 作中で何度も名前が登場するセフィラで、アラス・ラムスは仲良しと語っていた。 ダァト 詳細不明。ただしライラが真奥に探索を依頼したり、千穂に「ダァトの母になるかもしれない」と語ったりなど、今後の彼らにとって重要な存在であることが示唆されている。 志波美輝は自身を地球における「11番目のセフィラ」であると語っている。アシエスによると、「すべてのセフィラはダァトの完成のために動き、ダァトの完成によって解き放たれる」とのこと。
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