スズキ・アルト (8代目)
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HA36型アルト(ALTO HA36)は、2014年よりスズキが製造・販売するハッチバック型軽自動車。アルトの8代目に当たるモデルで、セダンがHA36S型、バンがHA36V型となる。日本市場向けは2021年11月26日を以って生産終了。以後、パキスタンでの現地向けモデルの生産が継続されている。
注釈
- ^ 「A」グレードは5AGSは設定されず全車CVTのみの設定となる。
- ^ キャロルには自社生産時代を含めて商用車(バン)モデルが設定されたことがない。
- ^ もっともスズキの軽自動車だとアルトに限らずセルボモード、キャリイ/エブリイ、MRワゴン、ジムニーなど海外仕様が存在する車両は少なくなく、アルトの場合だと海外生産自体は初代・2代目ベースのマルチ・800や3代目ベースのデーヴ・ティコをはじめとした前例がいくつかある。しかしながら、アルトに限らずこれらの車両は日本国外での使用を前提に排気量が上げられている(マルチ800、ティコの場合はともに800cc)。
- ^ ターボエンジン車の設定は2000年12月のマイナーチェンジに伴う「エポターボ」、「ワークス」の廃止以来約14年3ヶ月ぶり。
- ^ 「F」・「ワークス」・バン「VP」の5MT車はフロアシフトを採用しており、インパネシフトの位置にはインパネセンターポケットが装備される。
- ^ 予防安全性能アセスメントにおける先進安全車「ASV」を獲得している。
- ^ 発売当初は5AGS車にメーカーオプションの「レーダーブレーキサポート装着車」として設定されていたが、2018年4月の仕様変更により、未設定だった5MT車を含めて標準装備化され、5AGS車はヒルホールドコントロールも一緒に標準装備化された。
- ^ ディーラーオプションの純正アクセサリーにも「めがねガーニッシュ」の名称で用意されており、「ワークス」専用色の「スチールシルバーメタリック」、「ブリスクブルーメタリック」や「L」・「S」専用の特別設定色3色を除くボディカラー同色の8種類とメッキ2種類(「ターボRS」・「ワークス」に設定のクロームメッキと2015年12月に追加したブラックメッキ)の全10種類をラインナップする。「ターボRS」と「ワークス」はブラックメッキのみ装着可能だが、それ以外のグレードはボディカラーと異なるカラーやメッキの「めがねガーニッシュ」を装着可能。
- ^ カラードドアミラー、バンパーロアガーニッシュ、ルーフエンドスポイラーはピュアレッド塗装。ボディサイドデカールは通常赤色だが、ピュアレッド設定時は黒色となる。
- ^ ブルーイッシュブラックパール3、シルキーシルバーメタリック、アーバンブラウンパールメタリック、スペリアホワイト。
- ^ a b 2017年5月より6代目ワゴンR/4代目ワゴンRスティングレーなどで設定されている「ピュアホワイトパール」に変更。
- ^ 当初は8代目アルト専用色だったが、2017年2月のフルモデルチェンジでワゴンRやワゴンRスティングレーにも設定されるようになる。
- ^ 当初は8代目アルト専用色だったが、2015年5月のマイナーチェンジでスペーシアに、同年6月のフルモデルチェンジでアルトラパンに、同年12月の一部改良でハスラーに、2018年7月のフルモデルチェンジでジムニー/ジムニーシエラに順次設定されるようになる。
- ^ 後期型スペーシアにも設定されている。
- ^ ピュアレッド、ブルーイッシュブラックパール3、パールホワイト(2017年5月以降はピュアホワイトパール)、シルキーシルバーメタリック。
- ^ グレードや仕様により異なり、「X」は通常シルバーだが、ミディアムグレー2トーンバックドア設定時はガンメタリックに変更。「ターボRS」は切削加工&ブラック塗装、「ワークス」はブラック塗装となる
- ^ 5AGS車はメーカーオプションの「フロントパワーウィンドー装着車」を装着することで、「F」と同じ仕様のフロントパワーウィンドーにグレードアップが可能。
- ^ ただし、運転席オートアップや挟み込み防止機構はなし。
- ^ 同時に、フロントパワーウインドーに運転席オートアップと挟み込み防止機構を追加。
- ^ 搭載車の証として、バックドアにエネチャージエンブレムが装着される。
- ^ 「L」はディーラーオプションの純正アクセサリーにて装備可能。
- ^ これにより、全面UVカット機能付ガラスとなる。
- ^ 「S」・「X」にもメーカーオプションで装着可能。
- ^ 「S」・「X」はメーカーオプションにより可能。
- ^ デカール類(カーボン調フード・リアフェンダー)はディーラーオプションの純正アクセサリーに設定されている。
- ^ a b c 2019年5月の令和への改元に伴い、同年4月より「2020年度燃費基準」に表記変更。
- ^ 2019年4月時点、ガソリンエンジン車で「平成32年度燃費基準+50%」を達成しているのは、OEMのキャロルとの実質1車種のみである。2019年4月より「2020年度燃費基準+50%」達成に表記変更。
- ^ スペーシア、ハスラー、ラパンも同様に変更されている。
- ^ 「X」からルーフアンテナ、LEDサイドターンランプ付ドアミラー、15インチアルミホイールを除いた差分装備にメッキバックドアガーニッシュを追加し、従来は単体のメーカーオプションだったディスチャージヘッドランプを統合して新たにパッケージ化したもの
- ^ 使用の際は、バックアイカメラ対応の純正ナビゲーション・モニター付オーディオおよびバックアイカメラ用コントローラーキットが別途必要となる
- ^ 「S」と「ワークス」は標準装備、「F」の5AGS車と「L」は「スズキ セーフティ サポート」にてメーカーオプション設定、「F」の5MT車は設定なし
- ^ 5ナンバーだがアルトバンに匹敵する法人ユーザー向けモデルである。
- ^ 軽ボンネットバンに限定すればこちらが事実上の後継となる。ただし、販売終了後8ヶ月の空白期間あり。
- ^ 9代目のモデルチェンジにより、スズキの軽乗用車のなかではNA車かつMT車が新車で買える車はワゴンRが唯一となった。
出典
- ^ “スズキ 新型アルトをパキスタンで発売 660ccエンジンを搭載”. MOTA (2019年6月15日). 2019年7月17日閲覧。
- ^ a b c d e f 『新型アルトのすべて』 開発ストーリー (pp.13-15)
- ^ 【スズキ アルト 新型発売】鈴木会長「原点に戻って実用重視」 Response.
- ^ スズキ株式会社 国内生産拠点 湖西工場
- ^ a b c d e 『新型アルトのすべて』 メカニズム詳密解説 (pp.46-55)
- ^ “スイフト120kg減、アルト140kg減…スズキは、なぜこんなに軽量化できるのか?”. CarMe (2020年4月6日). 2021年1月28日閲覧。
- ^ ダンロップ エナセーブEC300、新型アルト に採用 Response.
- ^ 【スズキ アルト 新型発表】ブリヂストンの低燃費タイヤ「エコピアEP150」を標準装着 Response.
- ^ “【スズキ アルト 新型発表】初代アルトの真似ではなく「リスペクト」…デザイン”. Response.. (2015年1月16日) 2015年2月1日閲覧。
- ^ a b c 『新型アルトのすべて』 デザインインタビュー (pp.32-39)
- ^ 新型アルトのデザインをどう読むか 日経ビジネスオンライン
- ^ “スズキ、新型軽自動車「アルト」を12月22日に発売”. Car Watch (2014年12月12日). 2014年12月12日閲覧。
- ^ その後、2016年1月に諸般の事情によりCMキャラクターを降板した。
- ^ 『東京オートサロン2015への出品概要』(プレスリリース)スズキ株式会社、2014年12月25日 。2015年1月12日閲覧。
- ^ 『スズキ、軽乗用車 新型「アルト ターボRS」を発売』(プレスリリース)スズキ株式会社、2015年3月11日 。2015年3月11日閲覧。
- ^ 『スズキの四輪車、二輪車が2015年度グッドデザイン賞を受賞』(プレスリリース)スズキ株式会社、2015年9月29日 。2015年9月29日閲覧。
- ^ 『第44回東京モーターショー2015の出品内容~四輪車・二輪車の参考出品車8車種を追加公開~』(プレスリリース)スズキ株式会社、2015年10月28日 。2015年10月28日閲覧。
- ^ “RJC「今年の車」にアルト スズキが2年連続”. 朝日新聞 (2015年11月10日). 2015年11月11日閲覧。
- ^ 『スズキ「アルト/アルト ラパン」が2016年次 RJC カー オブ ザ イヤーを受賞』(プレスリリース)スズキ株式会社、2015年11月11日 。2015年11月11日閲覧。
- ^ 『スズキ「アルト/アルト ターボRS/アルト ラパン」が2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー「スモールモビリティ部門賞」を受賞』(プレスリリース)スズキ株式会社、2015年12月7日 。2015年12月8日閲覧。
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- ^ “【e燃費アワード2015-2016】実燃費日本一はスズキ アルト…24.3km/リットルで総合3連覇”. e燃費 (2016年3月2日). 2016年3月12日閲覧。
- ^ 『軽四輪車「アルト」が国内累計販売台数500万台を達成 ~500万台達成を記念し、特別色を設定し発売~』(プレスリリース)スズキ株式会社、2016年12月13日 。2016年12月13日閲覧。
- ^ “【e燃費アワード2016-2017】新型 プリウス、実燃費日本一に返り咲き…24.3km/リットル”. e燃費 (2017年4月3日). 2017年4月8日閲覧。
- ^ “燃費ランキング、新型車部門はアクアがフィットに競り勝つ…e燃費アワード2017-18”. e燃費 (2018年3月14日). 2018年4月11日閲覧。
- ^ 『スズキ、軽乗用車「アルト」、「アルト ワークス」の安全装備を充実させて発売』(プレスリリース)スズキ株式会社、2018年12月13日 。2018年12月13日閲覧。
- ^ “燃費ランキング、プリウス が総合部門3連覇達成…e燃費アワード2018-19”. e燃費 (2019年3月12日). 2019年4月25日閲覧。
- ^ 『スズキ、軽乗用車「アルト」に「40周年記念特別仕様車 Lリミテッド」を設定して発売』(プレスリリース)スズキ株式会社、2019年6月13日 。2019-06-013閲覧。
- ^ 『スズキ、軽乗用車「アルト」、「アルト ラパン」を一部仕様変更して発売』(プレスリリース)スズキ株式会社、2020年10月14日 。2020年10月14日閲覧。
- ^ “アルト 環境情報” (PDF). スズキ株式会社. 2021年8月28日閲覧。
- ^ “日本から軽ボンネットバンが消えた…スズキ アルトバンが生産終了(ドライバーWeb)”. 株式会社八重洲出版 (2021年10月21日). 2021年11月13日閲覧。
- 1 スズキ・アルト (8代目)とは
- 2 スズキ・アルト (8代目)の概要
- 3 概要
- 4 ラインアップ
- 5 年表
- 6 脚注
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