ジェニーの家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 16:02 UTC 版)
「ジェニー・シリーズ」の記事における「ジェニーの家族」の解説
ブライアン・テイラー ジェニーの夫。天才ヴァイオリニスト。ニューヨークのイースト・ヴィレッジ出身。マーカイ・ウェイン牧師の孤児院で育ち、幼少の頃からバイオリンを学ぶ。「祭壇の前に、まるで捧げるように置かれていた」捨て子だったとのこと。 ジュリアード音楽院でジェニーと知り合い愛し合うが、ナシオによって、ジェニーから引き離すためにウィーンに留学させられ、プロのバイオリニストとして世界中を飛び回る。後に日本でジェニーと再会し、ウィーンで結婚するが、パリでの演奏会直前に交通事故で死亡する。モンマルトル墓地に眠る。 フューチャー・テイラー ジェニーの生んだ双子の一人。ホープの兄。 生まれた時はシャム双生児。分離手術後、心臓移植が必要なほどの状態であったため通常より成長が遅い。ジェニーから軍事的才能を受け継いでいる。チェスの名手。ロジナルドに頼まれ狂言誘拐に協力した時、共に過ごしたロマの少女アリシアに好意を寄せたり、ヘルドゥシャ・アシュハによってカザフスタンに拉致された際に、アシュハの妻アラルに想いを寄せたりと、少々惚れっぽい所がある。イスラム教に改宗し正式にアラルの婚約者となり、完結巻の第3話で結婚した。現在は中央アジアにイスラム国家によるEU型の経済共同体を作ることを目指している。 ドゥシャにさえ、「肝が据わった性格」と言われるほど、年に似合わず、落ち着いた性格。 ホープ・テイラー ジェニーの生んだ双子の一人。 生まれた時は所謂シャム双生児。帝王切開だった。 両親から音楽的才能、特にヴァイオリニストの才能を受け継いでおり、ジュリアード音楽院でのジェニーの恩師であるサリヴァン教授も、初めて彼の演奏を聴いた瞬間にブライアンの気配を感じた。このニューヨーク訪問時にマーカイ・ウェイン牧師から亡父の愛器を託された(この楽器は無銘ながらアントニオ・ストラディバリやグァルネリ製作のオールド・ヴァイオリンに匹敵する名器であるらしい)。 スティーブン・アーサーJr アーサー王子の息子。望んだことではなかったにせよ、妊娠を知った時、ジェニーは「自分の子を諦めることはあり得ない」と出産を一切迷わず、その後も母として愛情を注いでいる。先代の老公爵スティーブン3世(サード)の名から名付けられ、未来のザ・デューク・オブ・アルドバラ・スティーブン4世(フォース)である。 帝王切開での出産ではあったが、異父兄たちとは違い健康体で生まれてきた。アーサー王子と同じ金髪をしており、顔立ちも父親譲り。性格も似ているらしく、父と同様にレッドに懐いて彼にベッタリで父親はレッドだと思っている。王家の血を引いているため、将来はアルドバラ公爵を受け継がせることをジェニーが決めた。ホープやフューチャー同様、生きて父親に会うことは叶わなかった。 スカーレット 愛称はスウ。レッドとジェニーの間に生まれた末子にして長女、ジェニーにとっては初めての娘である。ジェニーの傭兵仲間達には面識のあった次姉キャロラインに似ていると評されたが、ジェニー曰く姉よりも祖母であるグレイスに似ているとのこと。親バカ全開でレッドが甘やかしたため、完全オレ様仕様のマイペース。好き嫌いが凄まじくハッキリしており、ツンデレ。 生後暫くは父親譲りの赤毛と母親譲りの深緑色(ビリジアン・グリーン)の瞳だったが、母親と再会した頃には金髪に変わっていた。 男親オンリーで育った所為か、一人称は「オレ」の"オレ少女"である。ファザコンで、レッドが一番。母親に似ているという理由で欲しがるラシドは眼中にない。またレッドがジェニーは最高だと母親を褒めちぎったため、ジェニーもまた一番だと主張した。
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